前回満席となったアプリボット香取氏によるワークショップ『3Dテクスチャペイントワークショップ』が12月2日(土)、9日(土)、16日(土)の3日間で開催が決定し申し込みが開始されました。
本ワークショップは20名の少人数制で実際にSubstance 3D Painterで作業をしながらPBR向けのフォトリアルなテクスチャペイントについて段階ごとに学ぶことができます。
講義の詳細
Adobe Substance 3D Painterを使用したPBR向けのフォトリアルなテクスチャペイントについて、段階ごとの講義が行われます。各講義内容に応じた課題モデルでフォトリアルなテクスチャペイントを実践していただきます。講義では、テクスチャペイントにおいて重要な考え方にも触れていきます。
1日目では、PBRの基本概念とローポリのみのテクスチャリング技術を学びます。これにより、効率的な制作が可能になります。
2日目では、テクスチャペイントの奥深さ、情報量のコントロールや視線誘導、ハイポリを用いたテクスチャリングについて解説します。
3日目では、受講者がオリジナルモデルまたは配布モデルのテクスチャリングを実践し、1日目と2日目で学んだことを復習します。
前回参加者の声
・基礎から詳しく教えて頂きつつ、フィードバックも優しく気を遣って前向きな、意見を頂き、モチベーションが上がり、楽しく参加できました。
・技術的なことはもちろん、制作を行っていくうえでのプロセスやどういった視点でとらえているかなど、プロフェッショナルの方から学べてとても勉強になりました。
・解説や資料が分かりやすくて目から鱗でした。
カリキュラム
●PBR概論&SP基礎解説
PBRについて、完全に理解するのはとても難しいですが、3Dアーティストとして最低限知っておくべきことを解説します。Substance Painter(以下SP)を使用する前に、事前にインプットしておくことで、この先の講義内容の理解の助けになるほか、課題でも活かすことができます。その後、SPの基礎解説をいたします。インターフェースやよく使う機能について解説いたします。
●ローポリのみのテクスチャリング解説
特にゲーム用のテクスチャリングでは、ハイポリデータを用意できない場合があります。限られた制作スケジュール内で、ローポリのみで高品質なテクスチャリングを行う方法を解説します。(配布モデル「レトロポスト」を使用)
●テクスチャペイントの奥深さを学ぶ
テクスチャの役割や重要性、テクスチャリングのヒントについて解説します。また、ゲームや映像でテクスチャによる情報量のコントロールや、カメラ視点からの印象や導線の補助など、具体例を用いて解説していきます。
●ハイポリを用いたテクスチャリング
ゲーム用モデルのテクスチャリングでハイポリデータを使用する場合、SPでのテクスチャリングワークフロー、注意点、メリット、デメリットを解説します。(配布モデル「ポータブルオーディオプレイヤー」を使用)
●テクスチャトレーニング
受講者のオリジナルモデルまたは配布モデル「トラクター」のテクスチャリングを行っていただきます。1日目と2日目で学んだことを、フィードバックを通じて復習していただきます。
講師の紹介
香取 政人 氏/Environment Artist
2017年に業界未経験の独学から業界へ飛び込み、リアルタイムおよびプリレンダー向けの背景モデリングやテクスチャリングなどを担当しました。実務経験を積んだ後、2021年にサイバーエージェントグループの株式会社アプリボットへ転職。現在はエンバイロメントアーティストとして背景制作全般の業務を担当するとともに、インターンや若手の教育にも力を注いでいます。
・CGWORLD +ONE Knowledge「テクスチャで魅せる~説得力を持たせる背景テクスチャリング術~」講師
開催概要
- 開催日時
2023年12月2日(土)9日(土)16日(土) 10:00-19:00
- 講義時間
27時間 ※休憩も含みます
- 定員
20名(先着順)
- 申し込み締め切り
2023年11月27日(月)まで
- 価格
40,000円(税抜)