AI技術は日々進化し、その進化に伴い情報の更新も驚くべきスピードで進んでいます。
特にクリエイターの皆さんは、AI技術の進化を肌で感じる場面が多いと思います。しかし、「AIの重要性は理解しているけど、情報をインプットする時間がない」「本当に知っておくべき情報だけを知りたい」「安全にAIを活用したいけど、今どんな状況か分からない」こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
『AIトレンド・ダイジェスト』では、CGクリエイターが知っておくべき最新のAIトピックを厳選し、短時間で効率よくキャッチアップできる内容をお届けします。Cafe AIの協力のもと、国内外30以上のメディアから集めた最新情報を基に、特に注目すべきトピックをピックアップ。前半では、先月リリースされたトピックの中から特に重要な3つのトピックを紹介し、後半ではAI活用事例や最新ツールを紹介しています。
【注目のAIトピック3選】
Meta、動画生成AI「Movie Gen」を発表
米Metaは2024年10月4日、新たな動画生成AIモデル「Movie Gen」を発表しました。
このモデルは、テキスト入力から最大16秒の高解像度動画と音声を生成できるマルチモーダルAIで、既存の動画への編集も可能です。オブジェクトの追加や削除、背景やスタイルの変更など、多彩な編集機能を備えています。学習データにはオープンデータとライセンスデータを併用しており、2025年中にMeta製品への統合が予定されています。
OpenAI、「ChatGPT Search」を発表
OpenAIは2024年10月31日、新たなWeb検索機能「ChatGPT Search」を発表しました。この機能により、ChatGPT上でリアルタイムのWeb検索が可能となり、ニュースや天気、株価、スポーツなどの最新情報に対応します。現在はChatGPT PlusおよびTeamプランのユーザー向けに提供されており、今後数週間以内に無料ユーザーへの提供も予定されています。また、複数のニュース提供元との提携も進んでおり、信頼性の高い情報提供が実現しています。
詳しくはこちら琉球朝日放送、AIアナウンサー導入
琉球朝日放送とNECは、AIアナウンサーを活用した番組制作の取り組みを開始しました。2025年1月より地上波およびインターネットでの配信を予定しており、DeepBrain AIのAIアバターソリューションを利用しています。このプロジェクトは、沖縄県の「令和6年度沖縄DX促進支援事業補助金」の交付を受けており、慢性的な人材不足の解消を目的としています。
詳しくはこちら【最新ツールウォッチ】
NVIDIA ACE向けUnreal Engine 5プラグイン発表
Mayaを用いたAIフェイシャルアニメーション制作が可能に。AI駆動のMetaHumanをスムーズに展開できます。
詳しくはこちら動画生成AI「Pika 1.5」リリース
新機能「Pikaffects」で爆発や溶解、押しつぶしなどのエフェクトを手軽に適用可能。シネマティックショットにも対応。
詳しくはこちらAI画像アップスケーリングツール「Gigapixel 8」リリース
顔のディテール復元やフォトリアルなディテール追加機能を搭載。クラウドレンダリングも可能です。
詳しくはこちらStable Diffusion 3.5リリース
柔軟性のある基盤構築を実現するカスタマイズ性を優先した最新モデルです。
詳しくはこちらRunway「Gen-3 Alpha」にAct-Oneを追加
マーカーレスのフェイシャルモーションキャプチャ機能を搭載し、有料ライセンスで利用可能。
詳しくはこちら【その他AI業界動向】
Amazon、新倉庫にAIロボットを導入へ
米Amazonは2024年10月9日、AI搭載ロボットを活用する新たな配送倉庫計画を発表。
Amazon標準の10倍のロボットを活用予定で、5階建て・サッカー場55面分以上の広さを、2,500人の従業員で稼働予定。
X、サービス利用規約を一部変更
米Xは2024年10月16日、サービス利用規約とプライバシーポリシーに一部変更を加えると発表。具体的には、「ユーザーによって提供されたコンテンツが生成型か他のタイプに関わらず、X社のAI、機械学習のトレーニングに使われる」こと、「ユーザーが他のユーザーに対して誹謗中傷や違法行為を行った場合、適用法で認められる最大限の範囲でX社は責任を負わない」こと、「あらゆる紛争は米テキサス州北部地区連邦地方裁判所または米国テキサス州タラント郡に所在する州裁判所にのみ提起」に変更となる。
詳しくはこちらMidjourney、AI画像編集ツールをリリース予定
AIを活用し、画像内のオブジェクトのテクスチャ変更や色調調整が可能なWebツールがリリース予定。
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