株式会社マウスコンピューターは、クリエイター向けワークステーションブランド「DAIV FX」シリーズに、フルタワーデスクトップモデルの「DAIV FW-X5N60」を追加、BTOでの受注受付を開始した。

DAIV FW-X5N60はCPUにXeon W-2400プロセッサを搭載し、GPUにはNVIDIA RTX 6000 Ada世代を2基搭載するハイエンドワークステーション。大規模なディープラーニング、生成AI、ビジュアリゼーション、NVIDIA Omniverseなどを活用した研究開発用途を想定したモデルとなる。

NVIDIA RTX 6000 Ada世代は、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャを採用したプロ向けのワークステーション用GPU。第3世代RTコア、第4世代Tensorコア、次世代CUDAコア、容量48GBのメモリを備える。第3世代のRTコアによる卓越したリアルタイムレイトレーシング性能、第4世代TensorコアによるジェネレーティブAI、自然言語処理(NLP)、大規模言語モデル(LLM)、NVIDIA Deep Learning Super Sampling 3.0(DLSS 3)などのAIに適した複雑な演算処理が行える。

DAIV FW-X5N60の基本スペック

CPU:Xeon W5-2455X(12コア/24スレッド/3.20GHz/ターボ・ブースト時4.60GHz)
GPU:NVIDIA RTX 6000 Ada 48GB GDDR6
メモリ:128GB(32GB×4)DDR5-4800 Registered ECC
ストレージ:2TB(NVMe Gen4x4)
保証体制:3年間センドバック修理保証、24時間×365日電話サポート
価格:3,999,800円から

クリエイターPC「DAIV FX」シリーズについて

“クリエイターによる、クリエイターのためのPC”を標榜するマウスコンピューターのPCブランド。クリエイティブカンパニーのアマナグループと協力し、クリエイター目線でブランド開発に取り組んだ。エントリーからプロユースまで、写真・映像・CGなどあらゆるクリエイティブ制作を支援するマシンとして展開している。

2023年1月には、ハイエンドのCPUとGPUを搭載できるよう筐体を大型化し、高パフォーマンスが持続する排熱設計にリニューアル。CGゼネラリストやハイエンドゲーム開発会社に導入が進んでいる。

●参考記事:新型DAIVは何が変わった?7年振りモデルチェンジを行ったマウスコンピューターのクリエイターPCの使い勝手をチェック!

https://cgworld.jp/flashnews/newdaiv-202301.html

また、『龍が如く』シリーズなどで知られるゲームクリエイターの名越稔洋氏が起ち上げた「名越スタジオ」もスタジオ設立にあたって、開発機として「DAIV」を選んだ。

●参考記事:「PCの待ち時間は悪」。名越スタジオに聞く、Unreal Engine 5を活用した極上のドラマを作るための道具選びとは?

https://cgworld.jp/special-feature/mousecomputer-202309-nagoshi.html

コストパフォーマンスと安定性の高さから、個人での創作活動にも選ばれることの多い「DAIV」。映像クリエイターの寺村太一氏も、映像制作プロダクションから独立し、フリーランスとして活動するにあたり、「DAIV」のデスクトップPCを新調した。

●参考記事:フリーランスの映像系CGゼネラリストにとって"80万円"のPCが決して高くはないワケ

https://cgworld.jp/special-feature/mousecomputer-202307-teramura.html