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首都圏以外で3DCG制作をするメリットに注目し、新天地開拓に力を入れるプロダクションが増えつつある。そんな地方都市の可能性を探る本企画。金沢、福岡に続き、今回は日本の文化と伝統が残る、国際都市・京都の可能性を探ってみた。

写真提供:株式会社界グラフィックス 木本早紀氏

TOPICS 01
歴史と文化が育んで来た"KYOTO"というブランド力

数百年の時を経て未だ機能し続ける寺院や家屋。その隙間を埋めるように現代テクノロジーが花を咲かせ、日常と非日常が隣り合わせに顔を並べる街、京都。その京都で育まれてきた個性豊かなCGプロダクション界グラフィックスやD4Aに加え、近年では東京に本社を置くアニマロイドが、京都の風情溢れる文化的背景と世界に通じる鋭い国際感覚の見事な共存に注目し進出している。関西の拠点として、そして海外に向けた情報発信源として、多くの可能性を秘めた"KYOTO"というブランド。その魅力に惹かれて、就職を希望する海外の3DCGクリエイターも多いそうだ。
また、日本で最も学生が多い都市であり、京都府内の美術大学全4校からは毎年多くの学生を輩出、この地から名を馳せたクリエイターは数えきれない。採用担当者にとっては金脈ともいえる人材の宝庫なのだ。さらに、日本の映画史に名を残す映画撮影所や世界的なゲームメーカー任天堂の本社など、コンテンツ産業の活動が盛んな都市でもある。しかしその一方弊社実施アンケートによると「京都独自で発信できるコンテンツがまだ少なく、東京や大阪からの受注が中心(女性・モデラー)」との声も聞こえてくる。ものづくりの精神ではどこにもひけを取らないものの、ほとんどが東京からの受注体制であることは否めないようだ。しかし、すでに解決の光は差している。実力と経験を積んだCGプロダクションが京都に集まり始め、地元で活躍するプロダクションと共にこの共通課題をクリアするため、少しずつ動きだしたからだ。

TOPICS 02
自分らしく潤いに満ちた日々を送れる働き方を

憧れの仕事に関わるために無理をする、働くために生活をやりくりする......。3DCGクリエイターにつきまとうこの矛盾を打ち砕く最適解「自分らしい暮らしを送りながら好きな仕事に携わる」という図式が京都に成立しつつある。本企画で募ったアンケートでは「毎日の散歩コースが世界随一の観光地なので仕事の合間のリフレッシュにはもってこい。また、最先端の技術も随所に見受けられ、ほしい技術や情報がすぐに得られる(男性・ゼネラリスト)」との声が多い京都。自然に囲まれた暮らしの中に居ながら3DCG制作に集中できる、適度に都会で適度に田舎、な環境は好評のようだ。都市の主要機能がコンパクトにまとまっているため自転車愛用者が多く、通勤時間が楽しみのひとつになっている、との解答もよく目に付いた。極めつけとして「フレンチ、スパニッシュなど洋食がかなり充実している。美味しいパン屋も多く標準のレベルが高い(男性・ゼネラリスト)」らしく、もてなしの精神が息づく都市なだけあり、食のトータルクオリティとセンスはピカイチとのこと。仕事と暮らしの両面で潤いをもたらされるのは非常に魅力的だ。

CREATOR's VOICE 01

スタッフ写真


田中重輝 氏
株式会社アニマロイド

Q1 住んでみてわかる京都の魅力は?
有名な観光地はもちろんですが、少し路地に入った場所や川の橋からの風景など、何気ない景色が絵になるのは魅力です。通勤途中に自分だけの名所を見つけて京都の情景に浸るのは良いリフレッシュになります。和の印象が強い街ですが、外国の方が沢山歩いているので、国際的な雰囲気を同時に感じられるのも京都ならではですね。
Q2 京都を生活と仕事の場に選んだ理由と決定打は?
好きな仕事を好きな場所で自分らしくこなす! これが一番の理由です。生まれ育った地で生活すると、気持ちに余裕が出て仕事の成果にそのまま繋がります。そして日本古来の"和の心"が残る京都で仕事をすることで、日本人ならではの感性が磨かれるのではないかと思います。
Q3 京都で暮らすようになってから「自分が変わった」と気付いた点は?
未来の自分について考える余裕がもてたことです。仕事に割く時間や量と質は以前とあまり変わりませんが、生活する場所が自分に合っていることで安心感が得られる、というのが理由だと思います。最近は京都でも少しずつプロダクション同士の交流の輪が広りはじめてきたので、これからの若いクリエイターも積極的に活躍できるはずです。


風情漂う揚屋建築の角屋。京都の街並みを見ながらのドライブは普段とは違う古風な日本を感じることができるという

CREATOR's VOICE 02

スタッフ写真


木本早紀 氏
株式会社界グラフィックス

Q1 休日の過ごし方を教えてください。
日頃の運動不足を解消するため、なるべく体を動かすようにしています。カメラを持って観光スポットを散策したり、お祭(祇園祭や時代祭など)や伝統行事を見に行ったり。穴場スポットの開拓をするために、あちこち歩きまわったりすることもあります。同じ場所でも季節が変わると景色も一変するので、何度訪れても飽きることがありません!
Q2 近隣の県に遊びに行くことはありますか?
京都駅からは、大阪・兵庫・滋賀へのアクセスが容易なので気軽に遊びに行けます。大阪には買い物やUSJ、兵庫には西洋的な景観を、滋賀には琵琶湖周辺でBBQや水遊びなど、アウトドアイベントを楽しんでいます。京都とはちがった特徴のある都市に囲まれているので、気分によって遊び方を選べるのが京都の魅力です。
Q3 会社の周りはどんな感じですか?
古い造りの呉服店や飲食店がある一方で、大きな近代的な建物があったりします。特に会社の周りはコンビニが密集しているのでとても便利ですね。大通りに出ると道がまっすぐで見晴らしがよく、京都タワーや大文字山がしっかりと見えますし、夏になると祇園祭で道路が歩行者天国になるなど、お祭りムード一色になります。


紅葉の名所、永観堂。日常的に歴史的景観や四季折々の美しい景色に触れることで心が洗われるとのこと

CREATOR's VOICE 03

スタッフ写真


田嶋一夫 氏
株式会社D4A

Q1 住んでみてわかる京都の魅力は?
手作りのものや京都ブランドのものなど、質の良いものが多いです。古い街並みや、風習も多く残っていて、朝に托鉢をするお坊さんや、各町にある地蔵祠に手を合わせる人を見かけるのも京都らしい光景ですね。忙しい仕事ですが、近所を散歩してこうしたゆったりとした光景を身近に感じられるのは、とても良いリフレッシュになります。
Q2 会社の周りはどんな感じですか?
京都の中心部から外れにあるのどかな街で、今もまだ田畑が残り夕暮れにカラスの鳴き声が聞こえたりします。自転車で通勤する時は少し遠回りですが、桂川沿いのサイクリングロードを走るのですが、気忙しい感じがなくとても心が落ち着きます。あまり気どらず素の自分でいられるので、気持ちがとても楽です。
Q3 休日の過ごし方を教えて下さい。
自宅が嵐山の近辺なので、亀山公園やその近くの竹林道、天竜寺の参道などへ子どもとぶらぶらと散歩に行き、行く先でお菓子を買って食べたりしています。大阪・滋賀・奈良など近隣の県にも、買い物に行ったりアウトドアを楽しんだりとよく出かけますね。


通勤コースである桂川沿いのサイクリングロードから見える嵐山。京都は気取らず素の感じでいられるので気持ちが楽だと語る

TEXT_UNIKO


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