>   >  神戸で働く~自然環境に恵まれた国際都市で、3DCGを手がける魅力とは?~
神戸で働く~自然環境に恵まれた国際都市で、3DCGを手がける魅力とは?~

神戸で働く~自然環境に恵まれた国際都市で、3DCGを手がける魅力とは?~

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海と山に囲まれた自然環境と、国際色豊かで洗練された街として広く知られる神戸。飛行機や新幹線を使った東京からのアクセスも良く、大阪・京都からもほど近い。そんな特色と利便性を併せもつ神戸に、先駆けてスタジオを起ち上げた2社と優秀な学生を数多く輩出する専門学校の先生に、神戸の魅力について語ってもらった。



神戸進出総合サポートサイト"TRIGGER KOBE"

神戸市では、あらゆるビジネスのイノベーションに深い関わりのあるIT・コンテンツ関連産業の神戸進出を歓迎している。神戸市での起業、立地、事業展開、産業化まで、あらゆるプロセスに必要な情報をご案内するプラットフォームが〈TRIGGER KOBE〉だ。
神戸進出に役立つ現在進行形のニュースやデータを集約した本サイトをビジネスのTRIGGER(きっかけ、引き金)として、活用いただきたい。
https://trigger.city.kobe.lg.jp/

TEXT_UNIKO
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota

ロケーション協力:コワーキングスペース WAY OUT
神戸市中央区磯辺通2-2-10 ワンノットトレーズビル2F
営業時間 9:00~21:00
TEL:078-230-3355
wayout.bz/

CGプロダクションが神戸に進出!「港町・神戸」でゲームやアニメ、VRの仕事ができる基盤をつくる

――:みなさんが働く場所として神戸を選択したきっかけや、両社が神戸に拠点を構えることになった経緯はどのようなものですか?

寳龍宏太氏(以下、寳龍):大阪の専門学校でゲームイラストを勉強した後、神戸の企業勤務を経てグリオグルーヴ 神戸スタジオに就職しました。デザイナーとして2Dデザインやキャラクターデザイン、After Effectsを使ったコンポジット作業を担当しています。神戸にはCGプロダクションがまだほとんどないのですが、人口150万人を抱える神戸には優秀なデザイナーが必ずいるという予測と、映像とプログラミングが融合する将来に対応すべく、ITに強い神戸で優秀な人材を集めたいとの検討の末に設立されたと聞いています。


  • 寳龍(ほうりゅう)宏太 氏
    (株式会社グリオグルーヴ/神戸スタジオ/CGデザイナー)

松本晋吾氏(以下、松本):私の場合は、福岡の専門学校でCGを学んだ後、建築やDTPの仕事を転々としていたのですが、もう一度CGにチャレンジしようとさらに2年ほど勉強をしてexsa 神戸スタジオに入社し、現在は主にゲームのエフェクトアーティストをしています。当社は日本全国に支社があるのですが、神戸はファッションやデザインにおいて洗練された都市なのでセンスの良い人材を確保できるだろう、ということで関西の拠点として神戸を選んだようです。


  • 松本晋吾 氏
    (exsa株式会社/神戸スタジオ 第一制作部CG課/デザイナー)

山本梓司氏(以下、山本):専門学校卒業後、東京の映像プロダクションで5~6年仕事をしていたのですが、結婚を機に地元の神戸に戻り、母校である神戸電子専門学校に教師として就職しました。もう10年になりますね。


  • 山本梓司 氏
    (学校法人コンピューター総合学園 神戸電子専門学校/ 教育第2部 グラ フィックス分野 3DCGアニメーション学科 主担当)

――:神戸スタジオではどのようなお仕事を多く受注されているのですか?

寳龍:ゲームや遊技機などが中心です。ながれとしては、東京や京都スタジオで受託した仕事を神戸スタジオで制作することが多く、ほかにも関西の会社から仕事を受けることもあります。当社の場合はスタジオごとに得意分野が分かれているので、案件がきたらそれぞれ仕事が割り振られ、人手が足りないところを臨機応変に手伝っています。他の拠点とのコミュニケーションはスカイプやチャットツールを使い、ミーティングはTV会議で行なっていて、拠点が離れていても不便に感じることはないですね。今後は、積極的にUnityやUnreal Engine 4等のゲームエンジンを使ったリアルタイムCG映像やゲーム制作にも幅を広げていく予定で、業務の合間に勉強しています。

松本:現状ではゲームと遊技機の半々で、少しゲームが多いですね。当社も福岡・東京スタジオで受けた案件を臨機応変に手伝うかたちです。私も当初モデラーとして入社したんですが、いまはエフェクトをやっていますし(笑)。現在、神戸スタジオでは遊技機がメインですが、いずれはゲームやアニメの仕事はもちろん、リアルタイムCGやVR関連の仕事にも幅を広げていきたいです。起ち上がったばかりなので足りない部分もありますが、逆にいかようにも動ける柔軟性があります。また、神戸電子さんなど有力な専門学校があるので人材への期待値があり、神戸スタジオを大きくできる手ごたえを感じています。

山本: 神戸や関西エリアでの映像、CG関係の就職先の受け皿はまだまだ少ないのが現状で、生徒の就職先は東京がほとんどです。
アニメータードラフト会議」、「 Award:Q」、「全国専門学校学生CGコンテスト」といったコンテストではここ数年、当校の生徒によるグランプリ・準グランプリの受賞が続き、全国レベルの実力を発揮しています。なので、東京に出て「まずは業界に就職し、実力や経験・人間関係を築き上げる」というのが夢を叶える最短のルートとして現実的ですね。しかし、両社が神戸スタジオを構えたことをきっかけに、今後は神戸での採用が増え始めるのではないかと期待しています。

TOPIC 1
名だたるコンテストで神戸の学生が大活躍!

「アニメータードラフト会議」、「Award:Q」、「全国専門学校CG作品コンテスト」など、ここ数年は神戸電子専門学校3DCGアニメーション学科の生徒が制作した作品が各賞を総なめするという快挙を遂げている。才能あふれる若手クリエイターを続々と輩出する神戸の実力には今後も注目したい。

自然と文化・都市機能が融合マイペースに働くストレスフリーな環境

――:みなさんは神戸のご出身ですか? 神戸の魅力について教えてください。

松本:私は大分県出身です。exsaが新規で神戸にスタジオを起ち上げるということで、携わってみたいなと思い神戸を選択しました。神戸スタジオで神戸出身者はひとりもいなくて、大阪・和歌山・九州出身のスタッフで構成されています。神戸は「ほどよく都会で程よく自然が残っている」ので過ごしやすく、通勤電車もストレスを感じることがなく快適です。

寳龍:私は広島県出身で当初は大阪勤務を希望していたんですが(笑)、当時働いていた会社の配属先が神戸だったことがきっかけでその魅力を知り、今ではすっかり気に入ってしまいました。大阪ほどの喧騒がなく、静かな環境でゆっくりと働ける緩やかなペースが自分に合っています。

山本:私は自分の技術を活かせて、なおかつ田舎暮らしに憧れつつ都会の仕事ができるという点で神戸を選びました。身近に程よい「地方」を感じさせる街があり、田舎と都会の良いところが満喫できるのは神戸の魅力のひとつです。落ち着いた雰囲気で仕事ができますし、東京ほど情報があふれかえっていないので「面白いことを探す楽しさ」があって飽きないですね。今後の可能性という意味でも大きな余地が残っているように感じます。

【写真左】:山本氏休日の一コマ。自宅近くの海では毎日釣りができる。【写真右】:exsa 神戸スタジオのある水道筋近隣の様子。のんびりとした時間の流れがうかがえる。
海、山、都市がつながる神戸ライフの魅力を、ぜひこちらからもチェックしてほしい
https://trigger.city.kobe.lg.jp/life/

――:神戸には海も山も街もあるし、異国情緒があふれるエリアもありますよね。みなさん、週末はどのように過ごされていますか?

寳龍:神戸どうぶつ王国や北野異人館に行って、リファレンスに使えそうな写真を撮るのが好きです。北野異人館の模様や、旧居留地の壁とかリファレンスに使えそうなテクスチャがたくさんあるんですよね。神戸どうぶつ王国ではすごく間近まで動物に近づけるので、毛をいっぱい撮ります(笑)

山本:神戸は撮影スポットが多いんです。あと、海や釣りが好きな人は本当に楽しいと思います。私は玄関から徒歩5分で海なので、毎週のように釣りに行っています。そんな場所から職場まで電車通勤可能なので、生活面で不便さを感じることもなく、綺麗な空気を吸ってリラックスした毎日です。子供を連れていって一緒に遊べる場所も多く、子育てにもとても良い場所です。

松本:海もいいですが川も綺麗ですよね。桜がちゃんと植えられていたり、河川敷まできっちりと整備が行き届いていたり。川が綺麗だから、花見をしたり休憩したりと人が集まってくるんです。

TOPIC 2
大自然と異国情緒あふれる街並みでリファレンス撮り放題!

休日には動物公園に出かけて動物を撮影したり、異国情緒があふれる北野異人館を訪れてCG制作で使用するリファレンスの撮影をするという寶龍氏。山本氏も「神戸は撮影スポットが多くロケ地として使えそうな場所が多いです。映像コンテンツがつくりやすい場所だと思います」と語る。画になる風景が多い神戸は、CG・映像制作をするのに最適な場所と言えるかもしれない。 ※撮影協力:寳龍氏

山本:住環境が良いため神戸で就職したいという潜在的な学生も多いです。「企業拠点移転補助制度」といった神戸市の支援制度を上手く活用して、関西・神戸でもいろんな仕事ができるよう、プロダクションがもっと増えると良いですね。神戸にはプロダクションがまだほとんどありませんが、人材の獲得競争が少ないため他の都市より採用面のゆとりがあるのもメリットで、まだまだポテンシャルがあります。また、競合する企業が少ないので「何をやっても最初」なわけで、主導して動きやすい環境でもあるでしょう。グリオグルーヴさんとexsaさんの2社が神戸に拠点を構えたことで、CG・映像制作関係の採用枠が増えたこともあり、神戸でもCG制作が盛り上がっていくことを期待しています。

Note.

アクセス良く住みやすい街

神戸は海、山、川といった自然が身近にあふれていてアクティビティが非常に充実していることに加え、文化・芸術面および都市機能においても非常に洗練されているため「自然と文化の融合」を心ゆくまで堪能できる。住みやすさにおいても、家賃は東京に比べて6割程度でまかなえるエリアもあり、自然と文化に触れつつ落ち着いた暮らしをするにはオススメの都市だ。また、関西にはほかに大阪、京都といった個性豊かな大都市が集中しているので、それぞれの魅力もあわせて楽しめる(神戸から大阪へは電車で20分、京都へは50分)。神戸なら「自分らしい暮らし」を自由にアレンジできそうだ。

企業拠点移転補助制度

「若者に選ばれるまち」をめざす神戸市では、新たに本社機能や開発拠点等のオフィスを神戸につくる企業に、オフィス賃料の一部を補助している。2019年4月からは、社員の神戸市内への転入や神戸市民の新規雇用などに対して、補助を加算する制度が始まり、新たな企業の進出に拍車をかけている。詳しくは、IT・コンテンツ関連企業のための神戸進出ポータルサイト「TRIGGER KOBE」を参照してほしい。
trigger.city.kobe.lg.jp/incentives/

次ページ:
<2>魅力的な神戸のCGプロダクション2社を紹介

Profileプロフィール

(左から)
松本晋吾 氏(exsa株式会社/神戸スタジオ 第一制作部CG課/デザイナー)

寳龍(ほうりゅう)宏太 氏(株式会社グリオグルーヴ/神戸スタジオ/CGデザイナー)

山本梓司 氏(学校法人コンピューター総合学園 神戸電子専門学校/ 教育第2部 グラフィックス分野 3DCGアニメーション学科 主担当)

スペシャルインタビュー

  • 三木陽子/Yoko Miki

    三木陽子/Yoko Miki

    映画『天気の子』特集記念! メインスタッフインタビュー~色彩設計篇~

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