>   >  DeNAが次世代モバイル3Dゲーム開発体制を全力強化中。 "世界で勝つ"モバイルゲームに必要な開発体制とは?
DeNAが次世代モバイル3Dゲーム開発体制を全力強化中。

DeNAが次世代モバイル3Dゲーム開発体制を全力強化中。 "世界で勝つ"モバイルゲームに必要な開発体制とは?

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『リネージュ2レボリューション』、『アズールレーン』など、ハイクオリティなモバイルゲームが海外で開発され、日本でもヒットを収めている昨今。こうした中、世界でヒットするモバイルゲームをめざして、3DCGの開発体制を強化しているのがDeNA だ。より高品質なモーションを効率的に取得するため、慣性式モーションキャプチャMVNを導入し、またAIをはじめとする研究開発についても意欲的な同社モーションチームに、求められる技術と人材像について聞いた。

モーションキャプチャも、AIも
品質・開発効率につながるものはどんどん貪欲に取り入れる

世界有数のARPUに支えられ、高収益を上げる一方で、ランキングに変動がなく、ガラパゴスと揶揄されて久しい日本のモバイルゲーム業界。こうした中、2017年は大きな変化が見られた年となった。アジア各国からコンソール級のモバイルゲームが上陸し、ヒットを収める一方で、国内タイトルからも海外でのヒット事例が生まれ始めたからだ。こうした中、『逆転オセロニア』など多数のヒット作を抱えるDeNAも、次世代3DCG技術への投資を強めている。

社内でモーションチームを統括する今津隆之氏も旗振り役の一人だ。コンシューマ系の開発会社を経て2015年に入社。「ハイエンド向けのアクションゲームをバリバリと作ってきた身からすれば、当時はまだ技術も設備も乏しく、時代が巻き戻った印象だった」と振り返った。

  • 今津隆之氏(デザイン部第8グループ グループマネージャー)

    コンシューマ系のゲーム開発会社でアクションゲーム開発などを経て、「小さなわが子に今すぐ誇れるゲームも作ってみたい」と2015年に転職。個性的なメンバーを束ねる。システムエンジニアを経て専門学校に入り、アーティストになった変わり種で、プログラムとアートの双方に通じていることが現職にも役に立っている。

もっとも、運営を通して増え続ける物量に対応するため、設備投資にも注力していく。2017年には満を持して慣性式モーションキャプチャシステム「MVN」を導入。検討から購入までわずか2ヶ月の早さだった。

▲同社では慣性式モーションキャプチャ「MVN」を導入し、業務に活用している。3DCGでは後発だったこともあり、当初は手付けでのモーション制作を主業務としつつ、必要に応じて外部のモーションキャプチャスタジオを活用していた。その後、業務効率改善のために自社システムの導入を検討し、大型の設備投資が不要な慣性式システムの採用に至った。他社製品とも比較しつつ、費用対効果の高さなどからMVNを2セットを導入。慣性式システムの長所を生かして、社内のセミナールームなどを活用しつつ、社員みずからがモーションアクターを行うなどして、臨機応変にキャプチャーを実施。和気あいあいとした収録風景につられて、他チームが見学にくることも多く、社内の活性化にも一役買っているとのことだ。

「実際、モーションチームでは、ほぼゼロから技術を導入しつつ、人材も募集していきました。その結果、ゲーム、映像、アニメなどからさまざまな業界出身者のノウハウが集積され、約2年間でDeNAらしい開発環境が構築されたと思います」とふりかえる今津氏。自分自身、その渦中に身を置きながら、日々変わっていく開発環境に驚かされたほどだ。「特定の開発手法は存在せず、皆がゼロから組み立てていった感じです。これは今も継続中で、環境や文化づくりまで係わりたい人には最適だと思います」(今津氏)

  • 元佐和樹氏(デザイン部第8グループ モーションデザイナー)

    専門学校でゲームデザインを勉強しつつ、CGスタジオでもアルバイト。コンシューマ系大手にモーションデザイナーとして就職し、格闘アクションゲームの開発に携わる。フリーランスを経て、2016年に入社。転職理由は「メール対応に一番人間味があった」から。

そんなチームのモットーは「『伝える』という強い意志を持ってデザインすること」だ。モーションデザイナーの元佐和樹氏は「テキストなら『かいしんの一撃』と表記するところを、動きでどうやって表現するか」が重要だと語った。単に動きをなぞるのではなく、ユーザーに必要なメッセージを動きを通して的確に伝えること。そのために必要であれば動きに『ケレン味』を加えるなど、味付けをすることがポイントというわけだ。

研究開発チームをはじめ、他部署とも連携しつつ、次世代のモーションデザイン研究にも積極的だ。その一つがAI(人工知能)を活用した自動生成技術。動きの特徴を自動で検知し、リターゲットの枠を越えた骨格違いのモデルに転用する、といったことも将来的に見据えている。すでに2Dのキャラクターイラストにて、ベースのキャラクターイラストのポーズ違いのイラストを自動で生成する、などの実験が行われている。今後もこうした研究開発に精力的に投資を進めていくと語った。

▲DeNAではAIの研究開発を専門に行うAIシステム部を擁しており、他社との協業なども踏まえつつ、全社的な研究開発を行っている。ゲーム分野においても、モバイルゲームにおけるバランス調整などで、すでに研究成果を活用中だ。『逆転オセロニア』で、上級プレイヤーでも満足できるような、優れたキャラクターAIの研究開発も進められている

"DeNAならではのアートスタイル"を追求したプロジェクトが多数進行中

同社が技術投資や人材獲得に力を入れるのも、国内外の激しい競争ゆえだ。もっとも、単に同じ土俵にのるだけでは、同社ならではの良さが失われてしまう。ここでキーワードに挙げられたのが「Delight=本質的な価値」だ。インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届けることは、DeNAの企業ミッションでもある。この精神はデザインチーム、さらにはモーションデザインチームにも共有されているとのこと。その上で、DeNAらしい画作りの方向性が模索されている。

▲同社ではZBrush、Substance Painterなどを駆使した、リアル指向の3DCGモデル開発に関する研究開発も行われている。 PBRベースでのモデル開発や、ミドルウェアを駆使した開発経験なども歓迎だという

実際、IP(キャラクター)ものや続編ものが大勢を占めるモバイルゲーム。業界全体も踊り場にさしかかっている。こうした状況に変化をおこすため、同社では数々の新規タイトルを企画・開発中だ。そこで顔となるのが、同社ならではのルックデブや、特徴的な画作り。「単にフォトリアルというだけでなく、DeNAらしいアートスタイルとは何かが重要です。デザイン部内で目的ごとにチームを組んで、研究開発を進めています」(今津氏)。

キャラクターのモーション一つとっても、フォトリアルな世界観とデフォルメされた世界観では、求められる動きが異なる。「国内外のコンソールゲーム・モバイルゲームの画作りを見ても、まだまだオリジナルの表現は残されています。研究開発を通して着実に力を蓄えつつ、こうしたタイトルが連続して世の中に出たときに、DeNAが次世代モバイルゲームの新潮流を作ったといわれるような存在になりたいですね」(今津氏)。このように、腰を据えた研究開発が進められるのも大手ならではの強みだろう。

一般的に厳しいと言われがちなゲーム業界において、ワークライフバランスにおいても、同社は先頭集団にいる。「帰宅後、4歳の子どもをお風呂に入れることもできてます」(今津氏)。「日々のサイクルに余裕があると、ゲームも楽しく作れるようになりますよね。徹夜が続くと、みな死んだような目になりますし(笑)」と元佐氏。平日でも夜8時をすぎたら、職場には誰もいなくなるのが普通だという。

▲妊娠・出産・育児・介護など、人生にはさまざまなライフイベントが発生する。特に女性は男性以上に、こうしたライフイベントと仕事の両立で悩む傾向にあるのが事実。こうした社員をサポートするための社内組織がDWC(DeNA Women's Council)だ。育児休暇や介護休業などに対する支援が受けられ、約110名の女性社員が仕事と育児を両立しながら働いている。

詳しくはこちらからhttp://dena.com/jp/dwc/index.html

長くゲームを作り続けるためにも、ワークライフバランスは会社として非常に大事にしているが、モノづくりのクオリティに一切の妥協はない。 「世界中で遊ばれるゲームの発信源になりたいと、本気で狙っています。新しいゲーム・新しい開発環境を、共に楽しみながら生み出したい人に来て欲しい」......両氏への取材はこのように締められた。

TEXT_小野憲史
PHOTO_弘田 充

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DeNA 宮前公彦氏、武安利幸氏インタビューも公開中!

年々コンソールに近づくモバイルゲームの映像品質 DeNAが数年後を見すえてCGデザイナーを募集中

スマートフォンという身近な端末と、基本プレイ無料という敷居の低さで、急速に普及したモバイルゲーム。 端末の性能向上に伴い、2Dから3Dまで多種多様なグラフィックスのゲームが登場している。 こうした中でモバイルゲーム大手のDeNAが次世代の映像クオリティを担うCGデザイナーを募集中。 その狙いと求める人材像について伺った。

DeNAでは現在下記職種を募集中です。

①3DCGキャラモデラー
②3DCG背景モデラー
③3DCGモーションデザイナー
④3DCGエフェクトデザイナー
⑤UIデザイナー
⑥2DCGデザイナー
⑦アートディレクター
⑧フロントエンドエンジニア

※詳細は以下をご覧ください
dena.com/jp/recruit/career/gamecreator

■雇用形態
正社員、契約社員
※原則3ヶ月の試用期間あり

■勤務地
〒150-8510
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ

■待遇
基本給+賞与(年2回 6月、12月)
※経験・業績・貢献に応じて当社規定により優遇
年2回の給与見直し(5月、11月)/年2回の目標設定
※変化のスピードが早い業界であることに鑑みて、適切な評価を行うために年2回の目標設定面談を行います。それに伴い、給与の見直しは半年に1回行われます。通勤交通費、児童手当あり

■休日休暇
土・日曜日、国民の祝日、年末年始休暇
有給休暇(入社初年度は入社月に応じて最大12日、入社次年度以降15日~20日)慶弔休暇、生理休暇、育児休暇、ベビーケア休暇、子の看護休暇、介護休暇など。
詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。

https://cgworld.jp/jobs/30214.html

Profileプロフィール

今津隆之/Takayuki Imazu
元佐和樹/Kazuki Motosa

株式会社ディー・エヌ・エー

株式会社ディー・エヌ・エー

1999年に創業。インターネットオークション・ショッピングサイト運営で成長し、2005年にマザーズ上場。2006年に「モバゲータウン(現・Mobage)」を開始し、「怪盗ロワイヤル」などのヒット作を世に送り出す。2015年に任天堂とゲームアプリ分野での業務・資本提携を発表。近年では自動車関連事業やヘルスケア事業、スポーツ事業などにも進出し、インターネットや人工知能(AI)を活用した新しい挑戦を続けている。

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