2002年に第1回が開催され、今年13年目を迎える日本で最初の学生アニメーションのフェスティバル「インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)」が、今年も8月末に開催される。
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■ 「ICAF2015」について

日本で最初の学生アニメーションフェスティバル
「ICAF」は、2002年から13年にわたり開催されている学生アニメーションのフェスティバル。国内外のアニメーションを専門に学ぶことのできる教育機関から推薦作品を集め、膨大な数の学生作品を一挙上映している。これらの作品群から、現在の学生アニメーションの最前線と、その先のアニメーションの未来を感じることができる。会場は六本木の国立新美術館。同じ時期に同館では「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展も開催されている。

今年は過去最多の国内29校が参加
今年は昨年から一挙に8校が増え、全国から歴代最多の計29校が参加。上映作品本数は189本、総上映時間は12時間を越える。初参加校は、比治山大学短期大学部、文化学園大学、北海道芸術デザイン専門学校など。

新企画、持ち込み上映・講評会「ICAF とらのあな」
今回の新企画として、高校生以上の学生であれば誰でも参加可能な持ち込み上映・講評会を開催(8月30日(日)13:00~16:00)。作品を講評するのは、黒坂圭太氏(『緑子/ MIDORI-KO』)、森田宏幸氏(『シドニアの騎士』、『猫の恩返し』)、山村浩二氏(『マイブリッジの糸』、『頭山』)。長年にわたりアニメーション制作を続けてきた3名が、それぞれの視点から学生たちの作品を優しく厳しくコメントする。

ICAFから羽ばたいたクリエイターがゲストとして登壇
ICAF出品作で注目され、その後、第一線で活躍している2人の若手クリエイターをゲストに迎えて、ICAF名誉実行委員長の古川タク氏とともに鼎談形式のトークセッションを実施(8月28日(金)16:00~18:00 国立新美術館3F 研修室)。ゲストの久保亜美香氏は、ICAF出品作『おはなしの花』で注目され、現在はアニメーション映像監督・イラストレーター・キャラクターデザイナー・プロデューサー・tampen.jp 編集長・スーパーミルクカウCEOなど、マルチな活動を展開している。石田祐康氏は、ICAF出品作『フミコの告白』で注目され、現在はスタジオコロリドに所属、『陽なたのアオシグレ』を監督するなど、着実にキャリアを重ねている。

過去のICAF 上映作品も一挙上映「ICAF レトロスペクティブ!」
研修室では、2002年から2014年までの歴代ICAFで上映された優秀作品52本を集めた特別プログラム「ICAF レトロスペクティブ!」が一挙上映される(8月28日(金)、29日(土)、31日(月)の13 時~)。

武蔵野美術大学 上映作品『恋はエレベーター』見里朝希氏

東京藝術大学 上映作品『I'm here』中内友紀恵氏

■ 開催日程

2015年8月28日(金)~31日(月)
場所:国立新美術館(東京都港区六本木 7-22-2)、3F講堂および研修室
入場無料
地方上映:
金沢 会期:11月7 日(土)8日(日)  場所:金沢シネモンド
京都 会期:11月27日(金)~29日(日) 場所:現在調整中
広島 会期:11月28日(土)、29日(日) 場所:横川シネマ
※他、現在さらに複数の調整を行なっている

多摩美術大学 上映作品『息ができない』木畠彩矢香氏

東京工芸大学 上映作品『ゆめみるシロ』武中敬吾氏・野本有紀氏

■ 出品校

幹事校:女子美術大学/多摩美術大学/東京藝術大学/東京工芸大学/東京造形大学/武蔵野美術大
参加校:アート・アニメーションのちいさな学校/阿佐ヶ谷美術専門学校/大阪芸術大学/大阪電気通信大学/金沢学院大学/金沢美術工芸大学/京都精華大学/京都造形芸術大学/神戸芸術工科大学/札幌市立大学/専門学校札幌マンガ・アニメ学院/創形美術学校/玉川大学/東北芸術工科大学/トライデントコンピュータ専門学校/長岡造形大学/名古屋学芸大学/日本大学芸術学部/比治山大学短期大学部/広島市立大学/文化学園大学/北海道教育大学岩見沢校/北海道芸術デザイン専門学校

■ 関連 URL

・「ICAF2015」
 http://www.icaf.info