放送/映像関連機器の開発・製造・販売・輸出入を手がける株式会社フォトロンは、クラウド基盤を活用した制作フロー支援サービス「Pharos(ファロス)」を2020年11月上旬に提供開始する。動画ファイルなどをクラウド環境にアップロードし、メタデータの登録や検索、ファイル送受信、ファイル変換をはじめとする各種ワークフローを統合管理し、映像制作フローのクラウド活用をサポートする。初年度100ライセンスの販売を目指すという。
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■「Pharos(ファロス)」の主な特長

日本のワークフローに最適化
既存ワークフローの運用をベースに、クラウドを活用した新たなワークフローを構築するにあたり、メディア業界に携わる様々なジャンルのプロフェッショナルから寄せられた要望を集結。日本の映像制作ワークフローに適した純国産・自社開発のオリジナルクラウドサービス。
素材のやりとりから原版管理まで
クラウド環境の利用により、拠点の概念から解放され、物理的な移動の伴わないコラボレーション型の映像制作が行われる。そうした環境においてタイムリーに素材を共有できるだけでなくメタデータをしっかり管理する完成原版の預かりまで、様々な用途に対応する。重要データの取り扱いにともなうセキュリティ対策やユーザー権限の設定も充実している。
オペレーションの手軽さを追求
従来のコンテンツ管理システムの課題であったファイルの管理体系を見直し、既存のPCのフォルダ構造と同じような自由なツリー階層の操作画面を用意。直観的な操作でフォルダ作成や一括アップロードが行えるだけでなく、プロジェクトの複製、メタデータの一括反映がわずかなステップで行えるなど、効率的な運用を実現するアイデアも盛り込み、オペレーションの手軽さを追求した。
さまざまな用途のワークフローに拡張対応
これからのクラウドワークフローは、複数のクラウド環境が横断して利用され、相互に大容量のファイルが往来するケースが想定される。Pharosではワークフローの自動化を実現するオプションサービス「Photron Media Automata(フォトロン メディア オートマタ)※サービス提供予定」とのシームレスな連携により、様々な用途に応じて機能を拡張させることができる。たとえばPharosに保管した動画ファイルに対して、簡単な手順で外部のファイル変換や自動フォーマット編集のサービスを利用し、その結果が再びPharosに再登録される、といったワークフローをサポートする。
※アーカイブ管理、ファイル変換は「Photron Media Automata(フォトロン メディア オートマタ)」での対応となる。またファイル変換、自動文字起こしの利用は別途費用となる
フルマネージドサービス
Pharosは導入に際してクラウド環境をセットアップ済みで提供し、クラウドサービスに関する知識が必要なくすぐに利用できる。さらに24時間365日の監視も行い、障害時の復旧にも対応し、システム維持に伴う技術要員が不用で運用が行える。

サービス名:Pharos(ファロス)
サービス提供の開始:2020年11月上旬
価格(税別):150,000円/月~

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