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音楽、映画、インタラクティブコンテンツの祭典「SXSW 2016」レポート

音楽、映画、インタラクティブコンテンツの祭典「SXSW 2016」レポート

日本でも年々、認知度が上がってきているサウス・バイ・サウスウエスト(以下、SXSW)は、1987年に始まり、毎年3月にアメリカ合衆国テキサス州オースティンで開催されている音楽・映画・インタラクティブの祭典である。会期中はオースティンの街全体が活気づく大規模なイベントで、毎年約20万人が参加している。30周年を迎える今年は米国大統領バラク・オバマ氏の演説により幕が切って落とされた。SXSWはミュージック・フィルム・インタラクティブと3つの部門に分かれているが、会場ではこの3つが交じり合い、さらなるクリエイティブを生み出している。本記事では来年以降、SXSWに参加する際に参考になる情報とともに、インタラクティブ部門の内容を中心に紹介していく。

TEXT & PHOTO_岡澤 彩(冬寂) / Aya Okazawa、北田能士(FLAME) / Takashi Kitada
EDIT_山田桃子 / Momoko Yamada

SXSWに参加するには

出典:sxsw.jp/attend

SXSWに参加するには、まずバッジ(チケット)を購入する必要がある。バッジは「プラチナ」、「ゴールド」、「インタラクティブ」、「フィルム」、「ミュージック」と5種類が用意されている。プラチナはインタラクティブ・フィルム・ミュージックと全ての部門に使えるバッジで、ゴールドはインタラクティブ・フィルムの2部門のみ。上記の価格表を見るとわかるが、早期に購入すればするほどお得となっている。とは言え、ほかのイベントと比べるとかなり高めの設定だ。

バッジを購入した後は宿泊先と飛行機を手配しよう。こちらはできる限り早めに押さえることをおすすめする。会場近くのホテルは一泊500ドル以上にもなるため、宿泊先はAirBnBを使うのも手。旅費を浮かせることができるだろう。

また、バッジの値段相応にSXSWを楽しみたい人は、会期中、驚くほどたくさんのイベントが行われるため、ぜひ事前にプランを立てて欲しい。イベントは早いものでは朝の7時から、遅いものでは夜中の2時までとびっしり行われる。中には最初の2日だけ展示して即撤収する......というようなものもあったりするので、運が悪いと「明日行こうと思っていたのに!」が多発するのだ。

出典:itunes.apple.com/jp/app/sxsw-go-official-2016-mobile/id418450665?mt=8

事前に計画を練る場合は、SXSW公式のアプリ「SXSW GO」がおすすめだ。いつ・どこで・何が行われるかがチェックできる上に可変的なスケジュールもその日の予定としてカレンダーに入れることができる。目玉となるような企業ブースはかなり並ぶため、全て予定どおりとはいかないだろうが、こうしたアプリなどを活用して、大体のメドはつけておくのが良いだろう。

見てまわる場所のほかに押さえておきたいのが、休憩所の場所だ。バッジを持つ全員が入れる「LOUNGE」には、屋外のテントにソファとテーブル、バーカウンターが設置されており、ノーチャージでドリンクを楽しみつつ、歩きまわって疲れた足を休めることができる(とは言え、とても混雑していたが)。SXSWのプログラムでは会場周辺のバーやレストランを貸しきって行われるものも少なくなく、上記のようにノーチャージでドリンクや軽食がふるまわれる場所もある。会場周辺の飲食店は非常に混むので、こちらも事前にYelpなどで場所や営業時間を調べておくことをおすすめする。ちなみに、催事の中心となるコンベンションセンター内の売店では、水は$2.7、コーラなどのジュースやコーヒー類は$3.8~$7、ピザやハンバーガーなどの軽食は$8~$12程度とやや割高だ。

基調講演

出典:www.sxsw.com/news/2016/sxsw-announces-president-barack-obama-and-first-lady-michelle-obama

SXSWでは連日、基調講演が行われ、初日には米国大統領バラク・オバマ氏も登壇した。テーマは「21世紀型 市民の社会参画について」。また、16日には大統領夫人のミシェル・オバマ氏も「女子に教育を(Let Girls Learn)」をテーマに登壇した。オバマ大統領の基調講演は動画で全編公開されている。

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