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ビギナー向けAfter Effects<br />シンプルでも奥深く。Glitchロゴモーション作り方解説!

ビギナー向けAfter Effects
シンプルでも奥深く。Glitchロゴモーション作り方解説!

「カッコいいモーショングラフィックス興味があるけど、どこから手を付けたら良いかわからない」。そんなお悩みを抱えるAfter Effects初心者に向けて、モーショングラフィックスアーティストBOOYAH ENTERTAINMENT氏が手取り足取り教えます。今回のお題は「グリッチを使ったロゴモーション」。プラグイン不要、知識不要。After Effectsさえあれば、誰でも挑戦可能です。

TEXT_BOOYAH ENTERTAINMENT(@Booyah_hobby




  • 2018年12月よりモーショングラフィックスやVFXの世界観と出会い、本格的に映像制作を開始。e-Sportsシーンにてゲーミングチームのオープニング制作やゲーム大会のプロモーション映像などを担当。主にSci-Fi、エレクトリカルな表現を好む。過去ストリートダンスやDJ、イベント運営活動もしており、現在も音楽に合わせたモーションや構成を作成するのも得意とする。
    @Booyah_hobby


同記事の後半では、パソコン工房のAfter Effects推奨モデルを、BOOYAH氏が検証した内容を紹介する。BOOYAH氏が2018年に30万円で購入した現役ノートPCに、税抜10万円を切るコスパ重視のエントリーモデルと効率性重視のスタンダードモデルはどこまで対抗できるのか?ぜひあわせてご覧ください。

はじめに

皆さんこんにちは!
はじめまして、フリーランスで映像制作活動をしているBooyahと申します。 主にゲーミングチームのオープニング映像やゲーム大会のPV、Web広告などを作っております。今回の記事では、Adobe After Effectsを使用して、グリッチを使ったロゴモーションを制作して行きます。
グリッチといえばYouTubeのチュートリアルでもたくさん情報が出ておりますが、この記事では「リッチに奥深く仕上げるグリッチ」を目標に作っていきます! 今回は正直なところ時間も手間もかかる方法で作成しますが、ビギナーの方にはまず簡単に作れる方法よりも映像の中身ひとつひとつをじっくり作成して行く楽しみをこの講座で知って頂けたらなと思います。

例えるなら、サクッと食べれるコンビニ弁当も最高だけど、今日はじっくり時間かけて自炊しようぜ!!な感じです。
伝わりましたでしょうか!微妙でしょうか。はい。

今回の映像はこちら!

こちらの映像をイチから作って行きますよ。
よくあるシンプルなグリッチに見えますが、作り方は結構根気が必要です。
必要なものは以下です!

・Adobe After Effects
・ロゴデータ

プラグインやスクリプトは使用せず、After Effectsのみで完結出来るようになっております。それではさっそく作って参りましょう!

STEP.1「主役を作るための下地作り」

▲まず初めにAfter Effectsを起動します。 起動させたら、新規コンポジションから新しくコンポジションを作成します。


  • コンポジション名は「main_comp」とします。設定は以下画像の通りで行います。

ひとまずここまで来たらcommand+Sを押して保存しておきましょう! 保存をすぐしておく癖がついていないと、序盤であらかた作り込んだ後にクラッシュして全部無くなる...なんて事もあるかもしれませんので、保存はしっかりしておきましょう。 次にまた新規コンポジションを作ります。


  • コンポジション名は「logo」としておきます。 設定は先ほどと同じです。

▲ここのコンプには作りたいロゴモーションのロゴデータを入れます。 今回僕はASTRAL GAMINGさんからお借りしたロゴを使用して、作成して行きます!カッコいいロゴですね!グリッチ映えしそうです!

▲続いてmain_compに戻って頂き、先程のlogoコンプを持って来ます。main_compの中にlogoのコンポジションがある状態であればOKです。


  • 次に新規平面を作ります。command+Yで「fractal_noise」というレイヤー名で作成し、エフェクト欄から「ノイズ&グレイン→フラクタルノイズを適用します。

▲今作成したフラクタルノイズの各値を以下のように設定します。
・ノイズの種類→ブロック
・コントラスト→180
・スケールの幅→380
・スケールの高さ→65
・複雑度→3
・展開→time*900

最後の展開は、optionを押しながらストップウォッチを左クリックでエクスプレッションをかけれるようになるので、そこに「time*900」と打ち込みます。

▲続いてこの「fractal_noise」のレイヤーを右クリックからプリコンポーズを選択し、「fractal_map」というタイトルで一度プリコンポーズしておきます。そして作ったfractal_mapはmain_compの中では非表示にしておき、logoコンプの下に入れ換えて起きましょう。

▲次に、main_comp内のlogoコンプを選択し、ショートカットの「T」を押すと不透明度が触れるようになるので、不透明度の項目を開き、2秒のところでキーフレームを打ちます。ここでのキーフレームで不透明度は0%にしておきましょう。

▲そして今打ったキーフレームの次のフレームで、50%の不透明度でキーフレームを打ち、2秒10フレームの所で同じ50%のキーフレームを打ちます。 今打った不透明度0%と50%のキーフレーム4つを選択し、command+Cでコピーし、2秒16フレームのところでcommand+Vを押してペーストします。 その後キーフレームが1つずつ30%、0%、45%、0%、65%、0%、100%となっていればOKです。 文章だと分かりにくいですが、画像のようになっていればOKです。


  • ?続いてこのlogoコンプに対して、エフェクト欄のディストーションからディスプレイスメントマップを適用します。

▲ディスプレイスメントマップの設定は画像のようにして下さい。
・マップレイヤー→fractal_map ,エフェトとマスク
・最大水平置き換え→30
・最大垂直置き換え→0

▲ディスプレイスメントマップの「最大水平置き換え」に対して3秒のところでキーフレームを打ちます。3秒12フレームのところで値を0にしておきましょう。


  • ?そしたらエフェクトコントロールパネルで今触ったディスプレイスメントマップを選択し、command+Dで3つ複製し、合計4つかかっている状態にしましょう!

これでグリッチの下地は完成です! 最初から再生して、2秒あたりからロゴがパッ...パッパパパっと表示されながらグリッチされていればOKです! ここまでは良くあるグリッチの手法のひとつで、チュートリアル動画なんかでもよく紹介されていると思います。 ここに色収差やグローを足すだけでも簡単なグリッチ表現にはなりますが、むしろここからがリッチに仕上げるもう一歩奥の領域になります。

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STEP2.「主役に更にトッピング」

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