Reallusion社は4月7日(月)、7月に発売する3Dキャラクター制作ソリューション「Character Creator 5(CC5)」の機能群を公式ページに掲載した。サブディビジョンをサポートするHDキャラクターワークフローやシェーダの強化、次世代フェイシャルアニメーションシステムなどを搭載する。また、パイプラインの互換性が向上し、サードパーティツールとのシームレスな統合も実現するという。
Capitalize on the #CharacterCreator5 Pre-launch Offer! Make a purchase of $399 in a single order and receive CC5 for FREE!
— Reallusion (@reallusion) April 16, 2025
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現在はプレローンチ期間として、399ドル分の購入をしたユーザーには発売時にCC5が無料提供される。
HDキャラクターワークフロー
■アダプティブサブディビジョンと自動テクスチャベイク
▲サブディビジョンレベルの変更
▲HDモーフシステム
理想の3D人型キャラクターのトポロジーを生成するサブディビジョンレベルと、自動テクスチャベイクによるモーフシステムを搭載。従来より提供されているZBrushとの相互転送ワークフローを強化する。

■HD Eyes&HD Skin
▲HD Eyes
▲HD Skin
目のメッシュとシェーダシステムが大幅に更新され、高解像度の涙線やディテール豊かな眼管、凹状の角膜シェーダ、多様な成長パターンのまつげなどを備える。また、リアルな肌の質感をつくるため、毛穴やシワを強調するキャビティマップが導入され、最大8Kのスキンテクスチャを用意。
■ハイエンド・ディスプレイスメントレンダリング
ベースジオメトリは保持したまま、プロシージャルなディスプレイスメントパスを適用してモデルのプロポーション変更を表現することができ、ZBrushとの連携でも手戻りのないワークフローを実現する。
フェイシャルアニメーション
■会話アニメーションで重要になる微細な顔のディテールをキャプチャ
台詞主体のアニメーションで特に重要となる、ミクロレベルの顔のディテールをモデルに反映する。
■表情の歪みを防ぐ新しいコンストレイントシステム
解剖学的に妥当な範囲に表情を収め、歪みを防ぐ新しいコンストレイントシステムを採用。これらの表情のアニメーションはカーブによるノンリニアコントロールで調整が行え、不均一な表情筋の動きをシミュレートする。
■個性的なクリーチャーやカートゥーンキャラクター
プロユースのキャラクターやクリーチャーデザインのために必要とされる高いポリゴン数をサポートし、個性的かつデフォルメされたフェイシャル実現のために、カスタマイズ可能な高解像度表情モーフを備える。
Maya、Marmoset、Max、Blender、UEとの統合
サードパーティツールとのシームレスな統合を実現する「Auto Setup」は、従来より3ds MaxやBlender、Unreal Engine用にスケルトンとマテリアルの設定済みセットアップを提供してきたが、Character Creator 5では新たにMayaとMarmoset Toolbagをサポートする。
■CC5 Prelaunch Offer: Get Character Creator 5 for Free(Character Creator 5プレローンチキャンペーンページ兼新機能紹介ページ、英語)
https://www.reallusion.com/character-creator/cc5-prelaunch.html
CGWORLD関連情報
●AIアシストキャラクターアニメーションツール「Cascadeur 2025.1」リリース! ポーズ間のモーション自動生成、操作性向上、AutoPhysics・AutoPosing・Ragdollの更新など

NekkiがAIアシストと物理演算によるキャラクターアニメーション作成ツール「Cascadeur 2025.1」をリリース。歩く・走る・転ぶといったポーズ間のモーションを自動生成するInbetweening機能が追加されたほか、骨盤の完全な回転をサポートするAutoPosing機能の更新、カスタムコリジョンをサポートするマルチキャラクターRugdollなどの新機能を搭載する。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202504-Cascadeur20251.html
●「Wonder Studio」が「Autodesk Flow Studio」へ 新機能のカメラトラッキング、フレームからのアクターの除去、モーション予測も実装

オートデスク傘下のWonder Dynamicsが、映像内の実写キャラクターを3DCGに置き換えるAIソリューション「Wonder Studio」の名称を「Autodesk Flow Studio」へと変更。なお、2月には「Camera Track」(カメラトラッキング)、「Clean Plate」(フレームからアクターを除去して自然んい塗りつぶす機能)、「Motion Prediction」(モーション予測、遮蔽されたアクターでも動きを正確に予測)という3つの新機能が実装されている。
https://cgworld.jp/flashnews/202503-Autodesk-Flow-Studio.html
●無料のMaya用モジュラー式キャラクターリギングツール「Mansur-Rig 2.6」リリース! Maya 2025対応、Wingモジュール更新

イスラエルのリギングアーティスト兼開発者のAsaf Ben Zur氏が、Mayaのキャラクターリグ構築用モジュラー式ツールセット「Mansur-Rig 2.6」をリリース。新バージョンではWingモジュールの更新によるコウモリの翼のサポート、既成リグライブラリへのハヤブサの追加、Maya 2025のサポート、PyMELモジュールへの依存解消などが実装されている。
https://cgworld.jp/flashnews/202501-Mansur-Rig26-Maya.html