モタロ氏は3月1日(日)、Windows用の配信アバター作成支援アプリ「MOZ-3 Anime Studio(アニスタ)」をGitHubで公開した。ユーザーがキャラクターのイラストおよび目・口のパーツイラストを用意することにより、マイク入力の音声に合わせた口パクやまばたき、呼吸、体の揺れといったアニメーションを作成できる。本アプリはフリーウェアとして公開されており、本アプリを利用して生成された配信画面や動画のデジタルコンテンツは商用利用可能。

「MOZ-3 Anime Studio」は、フェイストラッキングなどの技術や3DCGモデルを用いることなく、2Dイラスト素材とマイクのみで豊かな表現を可能にする。マイクが拾った音量に合わせて口のパーツが自動で切り替わるほか、声の抑揚や高低差を検知するピッチセンサー機能を搭載。声の変化に反応して自動的にキャラクターの表情を切り替えることができる。

また、一定時間マイクへの入力がない無言状態をきっかけとして、あらかじめ設定した待機中の表情に自動で移行させる機能も搭載。これにより、喋っていない時でもキャラクターが自然に考えごとをするなどの表現を実現できる。表情はキーボードの数字キーを用いた手動切り替えも可能で、最大10個の表情を設定できる。

▲MOZ-3 Anime Studio起動時の画面
▲数字キーを用いた表情の手動切り替え。図は7キーに登録された「無言」
▲冒頭の解説動画はMOZ-3 Anime Studioの使用例でもあり、解説音声に合わせて右下のキャラクターがアニメーションしている

MOZ-3 Anime Studioの動作時はメモリ使用量は約100MB程度と抑えられ、高い処理能力が求められるゲーム実況などの配信などに配慮している。また、OBS Studioなどの配信ツールと組み合わせた利用を考慮し、画面上のUIを隠してキャラクターのみを綺麗に透過して映し出す機能も備える。

3/13にはv1.01が公開され、英語対応、モデルの上限拡張、おしゃべりアニメの調整機能を実装している。

■MOZ-3 Anime Studio(GitHub)
https://github.com/motaro-aniki/moz-3-anime-studio

■MOZ-3 Anime Studio 取扱説明書(GitHub)
https://github.com/motaro-aniki/moz-3-anime-studio/releases/tag/v1.0.0

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