Hexanomad(Stephane Ginier氏)は8月6日(木)、スカルプトツール「Nomad Sculpt」のアップデートを実施し(バージョン2.9.24)、BlenderやZBrushとの連携を強化する機能を実装した。
App linking to Blender.
— Nomad (@nomadsculpt) August 5, 2026
Nomad automatically assigns PBR vertex painting to the correct Blender shader slot, textures supported as well.
Works with iPad/Android (same network).
Also added Zbrush GoZ and Nomad/Nomad.
The linking is generic and could be used for other apps as well pic.twitter.com/JGYJLWhhOY
Blenderとのリアルタイムな相互リンク機能
今回の「Nomad Sculpt 2.9.24」では、Blenderアドオン「Nomad Blender Link」の利用により、iPadやAndroid端末などのモバイル版Nomad Sculptとデスクトップ版のBlenderを同一ネットワーク上で接続でき、双方向でシームレスな同期作業が可能となった。
Nomad Sculpt 上でスカルプトした形状やPBRの頂点ペイント情報がリアルタイムにBlenderへ反映され、Blender内の適切なシェーダスロットに自動で割り当てられる。また、Blender側で追加したエッジループなどのポリゴン編集も、即座にNomadへ同期される。Nomad ScriptとBlenderのリンクは、Nomad Script側が提供するリモートリポジトリURLをBlenderアドオンの設定に追加することで行える。
ZBrushへの対応と汎用的リンクアーキテクチャ
本バージョンでは、ZBrushが用意しているサードパーティ製ツールとのファイル送受信ファイル形式「GoZ」を利用したZBrushとNomad Scriptのリンクにも対応。
デスクトップ版のNomad Sculptとデスクトップ版ZBrush間におけるデータ転送は、標準機能として利用できる。モバイル版のNomad Sculptからデスクトップ版のZBrushへというクロスデバイス環境については、GitHubで公開しているPythonスクリプト「Nomad Link」を事前に実行し、連携環境を構築する必要がある。
その他、Nomad Script同士を相互にリンクする機能も追加されている。Ginier氏は、今回実装したリンク機能は汎用的な設計で、将来的に他の3Dツールへの連携拡張も容易に行えるアーキテクチャになっていると話している。
Yes but with caveats.
— Nomad (@nomadsculpt) August 6, 2026
Same Desktop machine (Nomad <-> Zbrush) : normally straightforward.
For Nomad Mobile <-> Zbrush Desktop : you need to run a python script first.
(will be available there later: https://t.co/KcODvJYBS1)
新搭載のLatticeツールとTubeツールの改善、ストローク編集機能
Nomad Sculpt 2.9.24ではモデリング機能も拡充された。新実装のLatticeツールは、モデルの周囲にケージを配置し、全体のプロポーションや手足の長さなど、有機的な形状の変形を非破壊かつ容易に行える機能。
また、Tubeツールには両端を丸めるCap機能が追加されたほか、ブラシストロークを描画したままスタイラスペンを保持することで、ストロークをカーブとして再編集できる機能も搭載。これにより、複雑な曲面上への連続した装飾や、衣服のステッチなどの配置がより直感的に行えるようになっている。
対応プラットフォームと価格
Nomad Sculptの対応プラットフォームは、iOS(iPhone、iPad)、Android、およびWindows、macOS。Webブラウザ版も存在するが、こちらは非公式サポート。なお、プラットフォーム間のクロスバイ(一度の購入で複数環境を利用できる仕組み)には対応せず、環境ごとに個別の購入が必要となる。
デスクトップ版の価格は、1ライセンスで2デバイスまで利用可能なプランが35ドル(約5,600円)で提供されるほか、教育機関やスタジオ向けに複数ライセンスを管理できるマルチシートや、クラスルームと呼ばれるボリュームライセンスも用意されている。iOS版は3,000円で、アプリ内購入オプションとしてQuad Remesherが2,500円で提供されている。Android版はアプリ自体は無料で、アプリ内課金(3,500円)による機能提供が行われている。
■Nomad Sculp公式サイト
https://nomadsculpt.com/
■Nomad Sculpt Manual
https://nomadsculpt.com/manual/
■Nomad Sculpt(App Store)
https://apps.apple.com/jp/app/nomad-sculpt/id1519508653?platform=ipad
■Nomad Sculpt(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.stephaneginier.nomad
■Nomad Link(GitHub)
https://github.com/stephomi/nomad-link
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