オートデスクは7月22日(水)、同社公式YouTubeチャンネルで動画「Hello Editable Gaussian Splats in 3ds Max」を公開した。3ds Max 2027.2で搭載された新しいポイント オブジェクト タイプと、3D Gaussian Splat(3DGS)をポリゴンメッシュと同様に直接編集およびレンダリングする一連のワークフローについて解説している。

ポイント オブジェクト タイプと3DGS

3Dジオメトリがポリゴンの面によってサーフェスを定義するのに対し、3DGSは位置・スケール・向き・色・不透明度を持つ無数のやわらかい点群によってシーンを表現する。3ds Maxの新しいポイント オブジェクト タイプは、単なる空間上の点ではなく、これらの複雑な属性やインスタンス化されたジオメトリを内部に保持できる軽量なコンテナとして機能し、大規模なデータを扱うための基盤となる。

動画では、モデリング作業において手作業での再現が極めて困難な、やわらかい透明感、微細な反射、視点の移動に伴う光の変化(ガラス、霧、植物などの複雑なディテール)の表現において、3DGSが強い優位性を持つと解説。数百万のポイントで構成される巨大なシーンであっても、直接画面にラスタライズされる仕組みにより、滑らかでリアルタイムな視点移動が可能であり、ポリゴンで同等のディテールを構築するよりも描画負荷が大幅に軽減されるという。

ドラッグ&ドロップによるインポートとArnoldでの直接レンダリング

3DGSデータは、PLY、SPZ、LCC形式のファイルをmax内のFileメニュー→Importから読み込むことができるほか、Windowsのエクスプローラからmaxのビューポートへドラッグ&ドロップして読み込むこともできる。

3ds Max内ではこれらが本物のジオメトリとして扱われるため、Arnoldライトを追加したり、専用のシェーダを適用したりと、使い慣れた標準的なライティングツールがそのまま機能する。さらにActiveShadeウィンドウを使用すれば、ライティングやフレーミングの変更をリアルタイムに確認しながら作業を進めることができる。

サブオブジェクトモードによる点群の直接編集とモディファイヤの適用

読み込んだ3DGSデータは、既存のモディファイヤを用いて柔軟に編集できるだけでなく、サブオブジェクトレベルに入って個別のポイント群を選択し、移動、回転、スケール、あるいはスキャン時の不要なノイズの削除といった直接的な編集が可能。ソフト選択にも対応しており、ポリゴンメッシュの頂点編集と同じ感覚でキャプチャデータを調整できる。

さらに、「ポイントインスタンス」モディファイヤを用いることで、1つのメッシュで数百万もの3DGSデータやポリゴンオブジェクトをメモリ効率良くインスタンス化して配置できる。

AI生成モデルとの連携とハイブリッドなシーン構築

動画の終盤では、テキストプロンプトから3D環境を自動生成するAIツールで作成した空間を3DGSとして書き出し、3ds Maxにインポートするワークフローを紹介。加えて、3ds Max 2027.2からはFlow Studioへのネイティブな接続機能が搭載され、USD経由でのシームレスなアセット連携が強化されている。

■Hello Editable Gaussian Splats in 3ds Max(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=NRiPVkw0ufE

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