中国・PixVerse開発チームは7月24日(水)、動画生成AIツール「PixVerse V2」を公開した。5秒または8秒の動画生成が可能なほか、V1と比較して品質が向上し、複数クリップにわたって一貫性のある動画生成が可能になったという。動画の商用利用にも対応する。
PixVerseの特徴のひとつは「Image-to-Video」で利用できる「Magic Brush」機能。画像から動画を生成する際に、どの部分をどの方向に動かしたいかをブラシで描いて指定するというものだ。ただし、現在この機能はPixVerse V2ではサポートされていないため、利用したい場合はモデルをPixVerse V1に変更する必要がある。
プランは無料の「Basic」と有料の「Standard」、「Pro」、「Premium」の4種類が用意されている。無料と有料でのサービスのちがいは、取得できるクレジット量、動画へのウォーターマークの有無、生成スピード(Pro以上は高速)。
オフィシャルドキュメントも充実しており、日本語版も存在する(ただし本稿執筆現在、全ドキュメントが日本語化されてはいなかった)。
CGWORLD関連情報
●動画生成AI「Kling」インターナショナルバージョン1.0リリース! メールアドレス登録のみで利用可能に
中国・快手(Kuaishou)社による動画生成AI「Kling」インターナショナルバージョン1.0がリリース。メンバーシッププランユーザーであればText-to-Videoでは1080p・30fps・最長2分の動画を生成できるという。
https://cgworld.jp/flashnews/202407-Kling.html
●Runway、動画生成AIの新ベースモデル「Gen-3 Alpha」発表! 多数のデモ動画のクオリティに注目集まる
Runway AI社による動画生成AIの最新モデルGen-3 Alpha発表を報じた記事。
https://cgworld.jp/flashnews/202406-Gen3alpha.html
●テキストまたは画像から5秒の動画を生成するAI「Dream Machine」リリース! 無料で月30本まで生成可能
Luma AIが動画生成AI「Dream Machine」を一般公開。テキストや画像から5秒間の動画を生成できる。
https://cgworld.jp/flashnews/202406-DreamMachine.html
●OpenAIの動画生成AI「Sora」発表! 破綻の少ない高品質な動画生成能力に多業界が注目
OpenAIが発表した、テキストから最大60秒の動画を生成できる「Text-to-Video」モデルの動画生成AI「Sora(ソラ)」の紹介記事。
https://cgworld.jp/flashnews/202402-OpenAISora.html