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Vol.97 光庭

Vol.97 光庭

今回の記事を執筆したのは8月なので、作業中はまだまだ暑い日が続いていました。気持ちだけでも涼しくなるように、日本庭園をつくってみました。

※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 242(2018年10月号)からの転載記事になります

TEXT_KAI(GARYU)
EDIT_海老原朱里 / Akari Ebihara(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada

STEP1:つくり方の幅が広がる3DCG


▲筆者が初めて3DCGに触ったのはひと昔前のこと。といっても四半世紀も前のことなので、当然ながらそのときからワークフローは大きく変わっています。当時は3DCGで作品をつくるのにそれほど手段は多くなく、ただ黙々と頂点とポリゴンをいじって作成するワークフローでした。しかし、ここ近年はスカルプトをはじめ、まるで粘土のように造形をすることもできれば、現実を3D化する(リアリティキャプチャ)アプローチも個人で簡単にできるようになりました。つくり方の幅がどんどん広がっていると感じています。ちなみに、この写真はスキャンする石を散策しながら探していたときに撮影したものです。

STEP2:モデル画像



▲モデル画像です。今回はけっこうシンプルな構成です。形状もシンプルですし、石のモデルは実物を撮影し、フォトグラメトリーを利用してつくったものです。モデルは簡単なものにしておき、レイアウトで凝るように工夫しています。

STEP3:モデリング


▲砂の表現については、手で敷いたような印象を出すためにフリーハンドスプラインで描きました。


▲そのままでは少し使いづらいので、編集可能スプラインで調整。


▲スウィープで厚みを付け、山の部分をつくっていきます。


▲それを段々に重ねて、手作業で砂を敷いたような模様をつくりました。


▲この工程をくり返し、全体の模様を作成していきます。

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STEP4:シーンの作成

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