映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。

第11回は、アレクトモーションキャプチャースタジオを紹介する。

記事の目次

    運営

    株式会社アレクト
    060-0061 札幌市中央区 南1条西7丁目16−2
    011-280-2666
    info@arect.co.jp
    http://www.arect.co.jp/

    走れる広さの大型モーションキャプチャースタジオ

    昨今の3DCG制作ではモーションキャプチャーで収録した動きによるリアルなアニメーションの描画がトレンドになっています。コンテンツのジャンルを問わず、モーションキャプチャーの使用がよりスタンダードとなるように願い、札幌の地にその舞台を設けました。
    撮影範囲制限がほぼ存在しないスタジオです。国内最大規模の専有面積とVICON Vantage24台のカメラが精度の高い収録を行います。様々な用途にお応えすることが可能です。

    スタジオの全景
    • スタジオを見下ろした際の全景
    • 2名分のフェイスカメラ
    バーチャルカメラの準備もある

    <できること>

    (種別)→ 光学式
    (アクター手配)→ 有
    (フェイシャルキャプチャ)→ 有
    (フィンガーキャプチャ)→ 有
    (ライブ配信)→ 無

    <スタジオSPEC>

    (使用ソフトウェア) → Shogun/MotionBuilder/Faceware
    (使用カメラ)→ VICON V16
    (使用システム )→ Vicon Shogun/MotionBuilder/UnrealEngine
    (カメラ台数)→ 24台
    (広さ)→ 22m×10m×6.9m
    (最大収録人数)→ 5~6人

    <POINT1>大型撮影エリアを使用した縦横無尽な撮影

    多くのモーションキャプチャースタジオで鬼門となる、高さによる撮影制限を排除しています。約7メートルの天井によりワイヤーアクションにもご対応可能です。縦横についても撮影エリア長辺で22メートルを確保し、一定距離の走行動作も容易に撮影可能となっています。アクターのお手配、演出、演技指導からご対応可能です。また、ご予算面でのご相談可能です。

    <POINT2>収録後のアニメーション調整もご相談可能です。

    収録したデータをどのような形まで編集するかもご相談可能です。経験豊富なアニメーションスタッフがおりますので、その後のアニメーション作業までご相談可能となります。

    <POINT3>遠方からのご確認も可能

    首都圏から離れた地点にはございますが、ZOOM等で遠隔でのご指示いただきつつの収録実績もございます。現場に着ていただく、遠隔で見ていただく等、柔軟にご対応可能です。