『くまのがっこう』15周年企画の本作。原作絵本の世界観を、あえて輪郭線を外した新たなルックの下、3DCGの特性を最大限に発揮した表情豊かに動き回るキャラクターたちが実に魅力的だ。アニメではなく、"アニメーション"であることにこだわったという児玉徹郎監督の画づくりに迫る。

※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 231(2017年11月号)からの転載となります

TEXT_大河原浩一(ビットプランクス) / Hirokazu Okawara(Bit Pranks
EDIT_沼倉有人 / Arihito Numakura(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada

information
『映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ』
原作:絵本シリーズ「くまのがっこう」
文......あいはらひろゆき 絵......あだちなみ 出版......ブロンズ社
監督・コンテ:児玉徹郎/脚本:あいはらひろゆき/キャラクター原案:あだちなみ/美術監督:日野香諸里/CGディレクター:伊藤 樹/撮影監督:古橋 宏/編集:IMAGICA/3DCG・撮影:サンライズD.I.D.
www.jackie-tinny-movie.com
©2017 BANDAI / The Bears' School Movie Project

人気シリーズの15周年企画として次世代を見据えたフルCG作品に挑む

今回紹介するのは、あいはらひろゆき&あだちなみ原作の人気絵本シリーズ、『くまのがっこう』の劇場版『映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまスイーツ』だ。原作はシリーズ累計発行部数220万部を突破し、中国やフランスなど海外でも出版され世界中で愛されている。そんな『くまのがっこう』にとって、実に7年ぶりの劇場アニメーションとなる本作。監督は、2010年に公開された『くまのがっこう~ジャッキーとケイティ~』、そしてTVシリーズ『がんばれ!ルルロロTINY★TWIN★BEARS』(第1期)と同じく児玉徹郎氏(ECHOES代表)が務めている。

  • 〈前列〉右から、伊藤 樹氏(CGディレクター)、児玉徹郎氏(監督/キャラクターデザイン/絵コンテ・演出)、日野香諸里氏(美術監督)/〈後列〉右から、村田圭介氏(設定制作/制作デスク)、根井悠輔氏(制作進行)、井上喜一郎氏(ラインプロデューサー)、古橋 宏氏(撮影監督)
    www.sunrise-inc.co.jp/corporate/DID
    echoes-echoes.com

映像制作はBN Picturesが手がけているが、3DCG作品ということで、同じグループ会社のサンライズのD.I.D.スタジオが全面タッグを組んでいる。「CGアニメーションの制作だけではなく、作品の制作全体をまとめる立場として、この作品に関われたのは非常に良い経験になりました。サンライズとしては、本作のような絵本のキャラクターをCG化するというのは初めてということで、いつもとは異なるジャンルにチャレンジできたことは、スタジオとしてもステップアップになったと思います」と、井上喜一郎ラインプロデューサーはふり返る。

本作は、『映画ふうせんいぬティニー なんだかふしぎなきょうりゅうのくに!』と同時上映の形式をとっており、本編尺は約25分の中編だが、「くまのがっこう」15周年プロジェクトということもあって、原作者あいはら氏の強いこだわりが随所に盛り込まれ、シナリオからどのように決められた尺に収めるか試行錯誤がくり返されたという。「膨大な量のシナリオに盛り込まれたあいはら氏のファンタジックな要望を、どのようにすくい上げて最大限活かすことができるのか、世界観を崩さずに新しいことができるかを考えながら絵コンテを、そしてビデオコンテを作成していきました。今回はキャラクターの表情も豊かで、美術設定もリッチにつくり込むことができたので、そのあたりも盛り込めるように試行錯誤しています。原作と比べると表現がかけ離れている部分もあるのですが、映画としてのエンターテインメントを発展させるべく、あえて難しい方の選択をしています」と、児玉監督は語る。

Topic 1 プリプロダクション

シリーズで初めて、くま以外のオリジナルキャラが多数登場

本作は約25分の中編でトータルカット数は350CUTになる。このうち、D.I.D.が約150CUTの制作を担当し、残りのカットをTVシリーズをはじめ一連の『くまのがっこう』シリーズのCG制作を手がけているピコナと児玉監督率いるエコーズの2社がそれぞれ100CUTずつアニメーション制作を担当している。メインツールは、3DCG制作には3ds Max、撮影にはAfter Effectsが使われている。またエコーズではアニメーション制作にMotionBuilderも使用されている。大雑把に制作スケジュールをみると、2016年10月にシナリオ制作が始まり、11月に決定稿が上がったところで児玉監督による絵コンテ制作と共にビデオコンテの制作が行われている。毎週1回の打ち合わせを行いながら絵コンテの構成を修正しつつ、最終的に絵コンテが完成したのが今年の年明けくらいだったという。アニメーションの実作業は、アセット制作が終わったのが2月末、3月からCUT制作が始まって、6月後半から撮影が始まり7月中旬に完成という実質5~6ヶ月という、中編ということを考慮してもタイトなスケジュール感で制作が進められた。作画の要素がほとんど発生しなかったため、CGの制作についてはD.I.D.に集約され、D.I.D.の制作スタイルとしては初めての試みだったが、児玉監督と美術の日野香諸里氏がD.I.D.に常駐し、児玉監督は絵コンテ制作と各カットチェック、日野氏は設定制作や美術制作を行なっていたという。日常的なCUTチェックなどは、基本的にはSHOTGUNを使ってリテイク指示が出されていたが、監督や美術監督が同じスタジオ内にいるため対応も早く、効率良くカットの修正作業を行える環境にあった。児玉監督が作成した絵コンテがアップすると、すぐに古橋 宏撮影監督によってビデオコンテ化される。今回はきっちり尺が事前に決まっている作品だったのでビデオコンテを作って実制作前にしっかりと内容を固める必要があったからだ。ビデオコンテ作成時には、声優志望の学生に頼んでセリフ録りを行い、実際にボイスのある状態でビデオコンテが作成されている。セリフのタイミングを含め、古橋氏がPremiere Proでビデオコンテを一晩で仕上げ、翌日には児玉監督がチェックできるようになっていたという。

絵コンテ&ビデオコンテ

児玉監督が描いた演出コンテの例

絵コンテをベースに作成したビデオコンテの例

キャラクター設定



  • ジャッキー



  • ミンディ



  • 村人たち



  • 村長。本作では、シリーズで初めてくま以外のキャラクターが登場するが、いずれも児玉監督によってデザインされた



  • 主立ったキャラクターの頭身比較図



  • ジャッキー、ミンディ、村長の表情比較図。フェイシャル用モーフターゲットのリファレンスとなった

美術設定


屋外シーンのイメージボードの例


ミンディのおばあさんの部屋のイメージボード(左上図)と、3D美術設定

おばあさんが営む「スイーツランド」のイメージボード(左図)と、3D美術設定。屋内シーンや登場カットの多い建物については、3D美術設定が先行し、それを元に美術ボードが描かれた

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Topic 2 アセット制作

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Topic 2 アセット制作

原作の魅力を忠実かつ適確に3DCG化させる

キャラクターアセットについて。本作では、シリーズでは初めてくま以外のキャラクターが登場するなど、オリジナルの絵本にはないキャラクターが多数登場する。これらのキャラクターは、全て児玉監督によってデザインされたものだ。登場するキャラクターは約20体だが、カラーバリエーションも含めると37体に達した。「ミンディやおばあさんはネコであるとか、メインキャラクターの設定については、原作者あいはら氏との打ち合わせ内容を踏まえてデザインをしていますが、その他のキャラクターは自分でデザインしています。くま以外のキャラクターもOKにしたことで、制限がなくなってなんでもできるようになったのですが、作成できるキャラクターにも限界があるので、どのような動物で構成するかは非常に難しいところでした。最終的には動物の種類を増やすのではなく、色替えなどのバリエーションを増やすことでまとまりました。バリエーションをつくる中では、キャラクター同士のサイズ感の強弱などにも注意してデザインすることを心がけました」と、児玉監督。キャラクターのルックについては、前作は作画に近いセルアニメ調のルックであったが、ひさしぶりの映画ということでルックの差別化をしようという意向の下、今回はアウトラインを極力出さないコンセプトアート的なルックに統一された。キャラクターの作成についてD.I.D.では細かいモデリング規則やレンダーパスやマテリアル設定、Pencil+の設定など、非常に細かい仕様書を作成。特に綺麗な影を作成するための法線コピーのルールなど、新しいルックを誰でも再現できるようにドキュメント化されている。

本作の背景は、美術背景と3DCGアセットに美術素材をカメラマップして作成したものが使用されている。それぞれのカットの背景は、日野氏がシーンごとにボードを作成し、3D背景の場合はボードを基にモデリング。代表的なカットで使用される主な建物などは、児玉監督がラフにモデリングしたデザインを基に日野氏がイメージをつくっていくというものもあるという。「美術側でたくさん背景を作成してもらったおかげで、今回の作品が成り立っていると言っていいと思います。全ての背景を3DCGだけで作成しようとすると、シーンの数も大量なのでつくり上げることが難しかったでしょう。美術の力で明確な世界観を作り出せたことで本作は出来上がっている。美術あっての『映画くまのがっこう』と言っても過言ではありません」と井上氏は語る。美術は色も形も賑やかにという方向だった前作に比べてもそれほどルックが変わっていないというが、よりポップな方向にデザインされた。建物のデザインについても、今回はガウディの建築のように有機的な曲線やタイルをカラフルに使ったデザインを基本としてデザインされている。また、美術背景に先だって着手したのが、プロップであった。特に作中に多く登場するスイーツは3DCGのプロップとして作成。プロップは約120種類作成され、日野氏が描いた設定画を基に、非常に設定に忠実なプロップが3DCGで仕上げられた。「スイーツのプロップは設定画の再現率が非常に高い状態で作成できたと思います。モデルに使用されているテクスチャも、設定画に非常に近い表現になっているのですが、設定画を素材として使っているのはロゴくらい です。あとは担当したアーティストが作成したテクスチャを使っています。D.I.D.は日頃から設定画に忠実にモデルを作成するということがとても得意なスタッフが多いので」と、伊藤 樹CGディレクターは軽く話すが、実際に3DCGのプロップだということがわからない見事な出来映えなので必見だ。

キャラクターモデル

ジャッキーの完成モデル


本作のキャラクターモデリングの要領を図解したもの(伊藤CGディレクターが作成したCGスタッフ向け仕様書より)


1体あたりのレンダーパスを図示したもの(同仕様書より)。本作では、明確な輪郭線を描画しないルックが意図的に採用された(図のとおり、アウトラインの素材自体は出力されている)

ミンディとジャンピエールの完成モデル

キャラクターセットアップ


  • ジャッキーのセットアップ。Bipedをベースにしているが、全身を自由に変形できるようにBipedの各パーツにダミーをリンク。そのダミーをスキンに設定してある


  • ミンディのフェイシャルリグ。耳などの揺れものにはSpring Magicを利用する都合上、Boneでセットアップされている


ミンディのモーファーリスト。デザイン画に載っている全ての表情と瞬き(目パチ)、母音の口は必須で作成。それに加えて、各キャラ特有の表情が必要に応じて用意された

美術設定を忠実に再現した3DCGスイーツ


日野美術監督が作成したスイーツの設定


D.I.D.が作成したスイーツの3DCGプロップ。その再現度の高さに驚かされる

3DCGと美術のシームレスな連携

「スイーツランド」のシーンを例に、カメラマップを用いたCUTのワークフローを図示したもの



  • カメラマップの原図出し用の3Dプレビュー(建物はラフモデル、遊具は本番モデル)



  • 美術が描いたカメラマップを貼り込んだ状態



  • BG原図



  • 完成形

ジャッキーが勢いよく寄宿舎の自室を飛び出していくCUTより



  • 背景セット全景



  • レイアウトの作業UI (カメラビュー)



  • BG原図



  • 完成形

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Topic 3 アニメーション&撮影

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Topic 3 アニメーション&撮影

CGアニメーションとしての確かな進化

本作の魅力は、かわいいキャラクターデザインやポップな背景美術もさることながら、キャラクターたちの子供らしい生き生きとした動きも外せない。ジャッキーをはじめ登場するキャラクターは、頭身が低く、幼児的な動きが多い。『くまのがっこう』シリーズで児玉監督がこだわってきたのが、この幼児特有の動きをどのように表現するかだという。「このような頭身の低いキャラクターの場合、幼児特有のクセを動きの中に入れ込む必要があります。例えばあまり肘を曲げないで動くとか、体重が軽いので重たい動きを付けないとか。たどたどしかったり、転びそうな危うい動きだったり。関節をあまり曲げない状態でかわいい動きが必要になってきます。2017年3月に本作の特報が公開されたのですが、そのアニメーション制作を通じて、ジャッキーたちのアニメーション表現の方向性が定まりました」と本シリーズ特有のアニメーション付けについて児玉監督は語る。だが、この幼児的な動きというのはアニメーターにとっては非常に難しかったという。「このような動きは独特なので、最初のうちは上手いアニメーターほど大人っぽいリアルな動きになってしまいリテイクが多かったですね。そこで、私が中心となってアニメーター自身が担当CUTを演技する様子をビデオで撮影して、どのように動いたら良いのか研究することにしました。頭で動きを考えるのではなく、身体で覚えて動かした方が上手くいきます」と伊藤氏は話す。身体の動きも特徴的だが、本作のキャラクターたちはとても豊かな表情変化が付けられている。D.I.D.としてもこのフェイシャルアニメーションも力を入れてこだわった部分だという。基本的にはモーフターゲットを仕込んでモーファーで変化させているが、ヘルパーを仕込むことでさらに細かい表情変化ができるように工夫された。特に横顔は絵本のキャラクターを再現しようとすると表現が難しく、CUTによっては手付けで変形させるなどして対応している。そして、撮影についても古橋撮影監督を中心にD.I.D.がリードした(T2 studioなども参加)。撮処理で難しかったのは影の表現だったそうだ。「前作ではあまり影がないルックだったので、当初は屋内と屋外で影の色を変える程度で考えていたのですが、今回はグラデーションの影を乗せないといけなかったのは想定外でした」(古橋氏)。3DCGで作成したエフェクトはほとんどなく、木漏れ日などの影や、雨の表現、室内を舞うほこりのエフェクトなども撮影が担当。特に室内シーンのキラキラと輝きながら舞うほこりのエフェクトは、児玉監督がこだわった表現のひとつだ。このエフェクトが入ることで、より空間が強調されて奥行き感のある画づくりがなされている。

最後に、児玉監督は次のように総括してくれた。「企画が始まった当初は、スケジュールがタイトだったため、通常のアプローチでは終わらせることができないというところから始まったのですが、結果的に申し分のないハイクオリティな作品に仕上げられたと思っています。いわゆるアニメではなく、子供向けの"アニメーション"作品には本作のような作画ではなく3DCGを主体とした表現が、今後の市場分野としては非常に将来性や可能性を感じています。ですが、日本人にとってこの分野はあまり制作してこなかったし、まだ不得意な面があるのも事実。本作をつくって、やはりこの分野は積極的にやらなくてはいけないと改めて実感しているところです。通常のアニメとは異なる面が多々あるので制作できるプロダクションが少ないという課題もあるのですが、その意味でも、『くまのがっこう』のシリーズをひき続き制作できればと思います」。

アニメーションへのこだわり



くまのこたちが大きなおひさまのスイーツ用のホットケーキをひっくり返そうと、ハシゴの上からフライパンめがけて飛び降りたが、反動ではじき返されてしまうというCUTのアニメーション作業(上段)と完成形の連番。躍動感あるコミカルな動きに仕上がっている

大きな表情が印象的なCUTの例。村長が孫娘のスーに向かって泣きながら駆け寄るという演技がしっかりとキーフレームで付けられた

CUTによっては、アニメーターたちがその動きを実演した様子をビデオに収録し、リアルな動きやタイミングの参考にされた。「お兄さんくまたちがお菓子をつくる工程をPANしながら見せるCUTを実演した動画です。全ての工程を見えている尺内に収めるには、どれくらいのスピードで動く必要があるのか検証しました」(伊藤氏)

大抜擢された"ほこり"エフェクト

本文でも紹介した"ほこり"エフェクト。登場キャラクターが『ほこりっぽい』と嘆く台詞を受けて、スイーツランドの店内シーンにのみ加える予定だったそうだが、児玉監督が気に入り、キッチンを除く全ての室内シーンに採用されることになった。「AEのシェイプ機能で基となるテクスチャを、明るさちがいで数種類作成しエクスプレッションで回転の設定を加えたものを3Dレイヤーで配置。それを発生源として、ParticularでCUT内にレイアウトしています。合成時にマスクワークで、窓から射し込む光を考慮した位置のみに表示されるように調整しました」(古橋氏)



  • 3D原図



  • 背景美術。本作の背景は全て美術スタッフが手描きしているため、3DCGから原図を出している



  • 背景美術からステンドグラス部分を切り出し、AEプラグインShineでフレア素材を作成



  • 背景にフレアを合成



  • ほこりの基となるテクスチャ素材の例。これらをParticularで画面内に舞い散らす



  • 素撮りの3DCGキャラクター



  • 手描きの背景と馴染ませるためのフィルタ処理(線を拡散させたり、かすかなムラを生じさせる)を施した状態



  • ほこりエフェクトや室内フィルタを合成した完成形

カメラマップでつくるダイナミックなカメラワーク


ジャッキーとミンディが「スイーツランド」のあるフラッペ村にやって来た様子をサイドから捉えたCUT用の背景美術。上手から下手へと6秒間PAN(=ドリー)し続けるため、カメラマップが活用された


カメラマップ用の3ds Maxシーンファイル



  • 本CUTのコンポジット作業UI



  • 以下、各要素ごとに分割した素材の例。手前の街灯と柵



  • ジャッキーとミンディ



  • 中景の建物



  • 村人たち



  • 遠景



  • 月刊CGWORLD + digital video vol.231(2017年11月号)
    第1特集UnityとUE4、ノンゲームにおける活用動向
    第2特集TVアニメ『宝石の国』

    定価:1,512円(税込)
    判型:A4ワイド
    総ページ数:128
    発売日:2017年10月10日
    ASIN:B075N573CF