アメリカLuma AI社は5月10日(土)、動画生成AI「Dream Machine」に「Reframe」機能を追加した。生成した動画のキャンバスに対して比率の変更を伴うリサイズが適用でき、キャンバスの外のアウトペイント(オリジナル画像を元に描画領域を拡張して描き足すこと)を行える。また、リサイズ位置のカスタマイズも行える。発表当時はUnlimitedまたはEnterpriseプラン向けの機能だったが、5月15日以降、全有料プランのユーザーが利用可能となった。

▲生成した動画から右上方向にReframeするといったカスタマイズにも対応

▲Reframeは全有料プランのユーザーが利用可能になった

DreamMachineのプランと価格

DreamMachineには、Lite、Plus、Unlimited、Enterpriseの4種類の有料サブスクリプションプランが用意されている。Reframe機能の利用には、月6.99ドル(年払い、約1,015円)のLiteプラン以上のサブスクリプションが必要となる。

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