スイスのインディゲーム開発者・Fabien Weibel氏Bubblebird Studio)は7月4日(金)、手軽にノイズテクスチャを生成できる無料のWebアプリ「Noise Generator」を公開した。その後、7月7日(月)にはプリセットのセーブ・ロード機能やノーマルマップのエクスポート機能などのアップデートを実施し、さらに7月18日(金)には、処理スピードの高速化、パッキングオプションの追加、設定のセーブ・ロード機能ノーマルマップのシェーディングプレビューなどの機能を追加している。

▲7/18のアップデートでは処理が100倍高速化し、新たなパッキングオプションの追加、設定のセーブ・ロード、ノーマルマップシェーディングプレビューなどの機能を搭載
▲7/7のアップデートではプリセットのセーブ・ロード、ノーマルマップのエクスポート、異なるノイズを異なる画像チャンネルに対して簡単にパックできる機能を搭載
▲7/4の初公開時。シンプルなノイズジェネレータとして、シームレスな2D/3Dノイズマップを作成できるアプリとして公開された

「Noise Generator」はRandom(ランダム、Jenkinsアルゴリズム)、Perlin(ペルリン)、Voronoi(ボロノイ、Worley)という3タイプのノイズモデルをサポートする。今後はブルーノイズのサポートも予定しているという。

▲Random
▲Perlin
▲Voronoi
▲シェーディングプレビュー(生成されたノイズ画像部分にマウスカーソルをホバーすることでプレビュー可能)

Noise Generatorはオープンソースソフトウェア(MITライセンス)で、GitHubでソースコードが公開されている。

■Noise Generator(Webアプリ、最新バージョン)
https://noisegen.bubblebirdstudio.com/

■Noise Generator(Webアプリ、旧バージョン)
https://noisegenold.bubblebirdstudio.com/

■Online Noise Generation Tool(GitHub)
https://github.com/Bubblebird-Studio/NoiseGenerator

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