Kyle Sullivan氏は8月5日(水)、After Effects向け無料のブロブトラッカープラグイン「AE Blob Tracker」をGitHubにて公開した。映像内のブロブ(Blob、要素)を輝度や色、モーションなどの条件で検出し、バウンディングボックスや座標ラベル、ボロノイなどを用いたSF的なHUD風のオーバーレイを単一のエフェクト内で完結して描画できるプラグイン。After Effects 2025・2026に対応し、WindowsとmacOS版が用意されている。

12種類の検出モードと時間的トラッキング

「AE Blob Tracker」は、輝度の明暗、カラーキー、アルファチャンネル、モーション、エッジ検出など、12種類の検出モードを搭載。しきい値や柔らかさ、品質(処理速度と精度のバランス)の設定も可能で、最大512個のブロブを同時に処理できる。また、時間的トラッキング(Temporal tracking)機能により、フレーム間でブロブの固有IDを維持し、ジッターを平滑化して安定したトラッキング結果を得られる。

また、単なる枠の描画にとどまらず、対象物同士を結ぶ複雑なコネクション(Connection webs)の生成も可能。最小全域木、ドロネー図、ボロノイ図、K近傍法といった高度なトポロジー計算を内蔵している。これにより、各エッジへの距離表示や矢印の付加などを組み合わせた高度なSF的UI表現も可能となる。

対象領域に直接エフェクトを適用できるRegion FX

検出したブロブの領域に対してのみ、直接エフェクトを適用できる「Region FX」機能も搭載。対象領域はバウンディングボックスだけでなく、正確なシルエットの輪郭に沿って適用することもできる。反転や色相の回転といった基本処理に加え、モザイク、ブロックシャッフル、タイムシフト、グリッチといった複雑なノイズ処理を、トラッキング対象ごとに独立してかけることができる。

AE Blob Trackerはは8/16/328 bpc(bit per channel)のカラー深度をサポートし、高負荷な処理を最適化するマルチフレームレンダリングにも対応。また、完全な再現性が確保できる設計となっており、同じフレームならば、書き出すたびに結果が変わることはなく、毎回必ず同じピクセルが出力される。

ライセンスについて

本プラグインは、個人および商用プロジェクトを問わず無料で利用可能。また、クレジット表記を行うことを条件に、プラグインのバイナリデータ自体をそのまま再配布することも認められている。ただし、ソースコードは公開されていない。

■AE Blob Tracker(GitHub)
https://github.com/KyleSullivan321/AE-Blob-Tracker

■BlobTrack — User Guide(GitHub)
https://github.com/KyleSullivan321/AE-Blob-Tracker/blob/main/USER_GUIDE.md

CGWORLD関連情報

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https://cgworld.jp/flashnews/01-202605-AE-MangaTone.html

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