記事の目次

    今月からスタートする本コーナー。3DCGをはじめとするデジタルコンテンツ制作現場への就転職を目指している方々や現在、デジタルコンテンツ制作現場で活躍されている方々へのアンケートを通じて、就職活動、そしてワークスタイルの実像にせまります! 記念すべき第1回のテーマは「新卒採用」です。

    ※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 255(2019年11月号)からの転載となります。

    Illustration_カヤヒロヤ

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    求職する側

    Q1.何年度に就職予定ですか?


    2020年度(2020年4月~2021年3月)就職予定の方が最も多く、全体の43.7%(回答数126)。次いで、2021年度(2021年4月~2022年3月)の方が全体の26.4%(76)という結果でした。

    Q2.応募予定の企業数は?


    「2~3社」と回答された方が全体の38.5%(111)が最多。次いで、「4~6社」27.8%(80)、「1社」14.2%(41)、「7~10社」12.5%(36)という結果になりました。

    Q3.どのジャンルが主流のプロダクションを希望ですか?

    ※複数回答可(最大3つまで)


    一番人気はコンソール中心のゲーム開発会社(53.5%、154)、次いで2Dと3Dを含めたアニメ制作会社(50.3%、145)という結果になりました。その他では、建築や製造業のデザインビズ職志望の方が多かったです。

    Q4.入社(業界歴)5年後の希望、または目標とする年収は?


    最多は「301~400万円」で全体の34.7%(100)。次いで「401~500万円」で26.4%(76)という結果に。1,000万円以上と回答された方は、5.9%(17)。なお、国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査」によると、勤続年数5~9年の平均給与所得は373万円とのこと。

    採用する側

    Q1.何年度の新卒採用を実施中ですか?

    ※複数回答可(最大3つまで)


    最多はやはり、2020年度(2020年4月~2021年3月)入社予定の方の採用で、全体の59.2%(45)。次いで、随時募集中が57.9%(44)という結果も興味深いですね。

    Q2.新卒採用の割合を増やす予定ですか?


    全体のほぼ半数(48.7%、37)の企業が新卒採用を増やしていく計画であるという結果になりました。それに次ぐのが「未定」の38.2%(29)ですが、多くの企業が新卒採用に意欲的なことが窺えます。

    Q3.CG制作未経験者も対象となる募集職種は?

    ※複数回答可(最大3つまで)


    大半の企業が未経験の方も対象とした募集を行なっているという結果に。その内訳で、最も多いのは「制作進行などの管理業務」ですが(64.5%、49)、デザイナー職でも未経験者の採用に意欲的な企業が52.6%(40)に達しました。

    Q4.デジタルツールの習得(即戦力)とアナログのアートスキル、重視するのは?


    どちらも大切だけど、「デジタルスキルを重視」がやや多いという結果に。背景には、即戦力を求める企業が多い(人手不足)という業界事情があるかもしれませんね。

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    次回のテーマは「リモートワーク」!

    いかがでしたか? 「こんなテーマでアンケートしてほしい」等、皆さんの感想やご意見・ご要望お待ちしてます。そして、次回のテーマは「リモートワーク」です。すでに実践されている方のワークスタイルだけでなく、導入を検討している個人、法人の方々の本音に迫ります。お楽しみに!



    アンケート方法について
    ※本記事は下記の要領にて実施したアンケートの結果に基づいて構成しています。

    調査方法:Webアンケート
    調査期間:2019年10月7日(月)~21日(月) 調査対象:〈求職側〉CGWORLDメールマガジンに登録されている方/〈採用側〉「CGプロダクション年鑑 2019」掲載企業
    有効回答数:〈求職側〉288/〈採用側〉76