アメリカMeshy社9月4日(月)、同社3Dモデル生成AI「Meshy-5」に、構築したシーンからの画像生成機能「3Dから画像へ(3D to Image)」と、生成した画像からの動画生成機能「画像から動画へ(Image to Video)」をベータ機能として追加した。画像生成機能はFreeプランでも利用可能だが、動画生成にはProプラン以上の有料サブスクリプションが必要となる。

▲Meshyのワークスペース一覧に、「3D to Image」と「Image to Video」がベータ機能として追加された

シーンの動画変換機能は、まず画像生成を行い、その画像から動画生成を行うという手順になる。ワークスペースを「3D to Image」に切り替えたら、Meshyのライブラリに登録した3Dモデルを必要なだけシーンに読み込み、カメラや環境を設定して3Dシーンを作成する。

▲シーンに読み込んだモデルはギズモによる移動・回転・拡大縮小に対応。右パネルからオブジェクトとカメラの数値調整、シーンの環境設定が行える

続いて、右の「Image Render」パネルにテキストプロンプトを入力し、Flux-pro(Flux 1.1 Proと推測)、Nano Banana、GPT-image(Proプラン以上)からモデルを選択して画像を生成する。

▲シーンに3Dモデルを読み込み、右側のパネルでプロンプトを入力、画像生成モデルを選択して「Generate」

そして生成した画像を動画生成ツールに送る。

▲生成した画像を「Send to Video」で動画生成ツールに送る

画面左ペインに現れる「Create Video」パネルで再度プロンプトを入力し、Kling 2.1、Veo 3 fastからモデルを選択して動画を生成する。Kling 2.1では5秒または10秒、Veo 3 fastでは8秒の動画生成が可能だが、どちらもProプラン以上の有料サブスクリプションが必要。

▲動画生成パネル。生成にはProプラン以上の有料サブスクリプションが必要

■3D to Image (beta)(Meshy)
https://www.meshy.ai/scene

CGWORLD関連情報

●3D生成AI「Tripo 3.0」ベータ版リリース! アルゴリズム刷新でジオメトリ&テクスチャ品質向上、自動リギング、パーツ分割、ブラシによるテクスチャ修正機能など

Vastが3Dモデル生成AI「Tripo 3.0」ベータ版をリリース。新アルゴリズム(3.0)の搭載によりジオメトリとテクスチャの処理方法が刷新されたほか、忠実度を高めた「ウルトラモード」、Flux/GPT-4oとの連携、スケッチからの生成、Tポーズモデルと自動リギング、より直感的な編集が可能になったMagic Brush 2.0、スマートなパーツ分割機能などを備える。Webアプリ「Tripo Studio」と「Tripo ライト版」、そしてAPIプラットフォームで利用可能。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202509-Tripo3beta.html

●3D生成AI「Rodin Gen-2」アーリーアクセス開始! プロンプトや画像への忠実度向上、3Dプリント対応のパーツ単位での出力など

DeemosがSIGGRAPH 2025にて3D生成AIモデル「Rodin Gen-2」を発表し、同社ワークスペース「HYPER3D」でアーリーアクセス(ジオメトリ生成のみ)の提供を開始。アーリーアクセスは招待制で、Xの該当ポストへの返信で応募可能だが、すでに多数の応募によりアクセス枠が埋まっており、順次招待を進めていくとのこと。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202508-Rodin-Gen-2.html

●3D生成AI「Meshy 5」正式リリース! PBRテクスチャの自動生成、マルチビュー生成、A/Tポーズ生成、複数アセットの一括生成など

Meshyが3Dモデル生成AI「Meshy-5」を正式にリリース。3月末にリリースされたPreview版の機能群に加えて、PBRテクスチャの自動生成やマルチビュー生成、A/Tポーズ生成、プロンプトヘルパー、リアルタイムテクスチャ生成、複数アセットの一括生成などの機能強化が図られている。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202508-Meshy5.html