CGWORLD ONLINE ACADEMYでは、11月14日(土)~15日(日)に『CGWORLD MASTERCLASS ONLINE vol.23』を開催いたします。
今回は「ゲーム背景 モデリング」をテーマに、業界の第一線で活躍するアーティストが登壇。AAAタイトルの世界観構築や、VRゲームの背景制作ノウハウ、Houdiniを用いた都市生成、負荷軽減のTipsなど、実務で使われているテクニックと考え方を2日間で集中的に学べます。
11月13日(金)までのチケット事前購入で20%OFFの早期割引中!
タイムテーブル
11月14日(土) 11:00~12:30
ユーザーの没入感を生み出すEnvironment Art
~なぜ、そうつくるのか? SFサバイバルホラー『The Callisto Protocol』制作事例~
本講義では、AAA SFサバイバルホラー『The Callisto Protocol』の制作経験をもとに、没入感のある世界をつくるためにEnvironment Artistが「なぜ、そうつくるのか」を考え、実際の制作へ落とし込んでいくプロセスを解説します。
ソフトウェアの操作方法やアセット制作の工程そのものではなく、完成したゲーム画面の裏側にある「判断」に焦点を当てます。なぜこの形にするのか、なぜこの素材を使うのか、なぜここに物を置くのか。そして、それらがプレイヤーの感じ方や行動にどうつながるのか。自身が実際に携わった環境制作やアセット制作、AAAゲーム開発で経験した具体的な事例をもとに紹介します。
小原 ゆかり 氏/Environment Artist
New York Film Academyで3DCGを学び、卒業後に映像業界で背景アーティストとしてキャリアをスタート。2021年からは、KRAFTONのグループ会社であるStriking Distance Studiosにて、AAAホラーゲーム『The Callisto Protocol ―カリストプロトコル』の環境制作・ワールドビルディングに従事。
11月14日(土) 13:00~14:30
負荷と工数を抑えてクオリティを追及するゲーム背景制作術
本セッションでは、実機負荷と制作工数を抑えつつ、ゲーム全体のボリュームとクオリティを最大化する背景制作の手法を段階的に解説していきます。
「なぜこの作業をするのか?」をテーマに、日々の制作でなんとなく行っている作業や工程を改めて見直し、より良い背景をつくるために「何を考えて作るのか」を丁寧にお伝えします。
田中 孝治 氏/3D背景デザイナー
2015年、株式会社Black Beard Design Studioに入社。3D背景デザイナーとして各種タイトルにおける背景制作に携わる。複数のDCCツールを用いた現場での実務経験を経て、現在はリードデザイナーを担当。
11月14日(土) 15:00~16:30
小さな画面で魅せる!スマホゲームの画作り&テクスチャ表現術
本講義では、小画面での視認性を重視した画作り、マシンスペックが必要なPBRに頼らないBaseColor重視のテクスチャ術を解説します。
表現の統制方法やツール連携の実演を通じて、制限下でも(そして制限がなければ更に)映える画作りのノウハウをお伝えします。
大塩 恒平 氏/3DCGエンバイアメントアーティスト・プロップモデラー
スマホゲームを主力とするゲーム会社に所属し、エンバイアメントアーティストとしてスマホ向けオープンワールドゲームやコンシューマー機向けのモックアップ制作に従事。
11月14日(土) 17:00~18:30
コンセプトアートをゲーム空間へ。リード背景アーティストの設計と思考
一枚のコンセプトアートを題材に、2Dのアートを実際のゲーム背景として3D空間へ落とし込む際に必要となるリードアーティスト視点の考え方とプロセスを説明します。
講義全体を通して完成までの操作手順を紹介するのではなく、「なぜこの形にするのか」「なぜここを変更するのか」「どこに制作時間を使うのか」といった、実際のゲーム背景制作における背景アーティストの判断や思考プロセスを中心にお伝えします。
福岡 広大 氏/Environment Artist
ゲーム業界で10年以上の経験を持つ3DCG背景アーティスト。背景・プロップ制作から、レベルデザイン、ロケーション制作、外注管理、クオリティチェックまで、ゲーム背景制作に関わる幅広い工程を経験。『KINGDOM HEARTS III』『FINAL FANTASY VII REBIRTH』『GRANBLUE FANTASY: Relink』『Palworld』など、複数のゲームタイトルの開発に参加。
11月15日(日) 11:00~12:30
VRゲームにおける背景設計論『Knights of Fiona ~フィオナ騎士団~』制作事例
VRマルチアクションRPG『Knights of Fiona ~フィオナ騎士団~』の実例を通して、スタンドアロンVRにおける背景アートの設計、制作、最適化について解説します。世界観を建築や暮らしへ落とし込む考え方、背景制作のパイプライン、チームでの役割分担、アセットやライティングの工夫など、実際の開発で行った判断と試行錯誤を紹介します。
・スタンドアロンVRならではの背景制作
・歴史、建築、キャラクターの暮らしを世界観へ落とし込む考え方
・コンセプトからモデリング、テクスチャリング、Unityでの仕上げまで
・小〜中規模チームにおける役割分担、アセット活用、ライティングと最適化
・背景制作者のステップアップに必要な知識と守備範囲の広げ方
HOI 氏/ゲームディレクター・アートディレクター
株式会社CharacterBankへ入社し、VR人狼ゲーム『ANSUZ』ではアートディレクター、VRアクションRPG『RUINSMAGUS』ではディレクター兼アートディレクターを務め、世界観、背景、戦闘、シナリオ、演出を横断して制作。最新作『Knights of Fiona ~フィオナ騎士団~』ではゲームディレクターとして開発全体に携わる。
11月15日(日) 13:00~14:30
Houdiniを用いた都市生成の考え方と実践
本講義では、AAAタイトルの都市生成に携わってきた経験をもとに、Houdiniを用いた都市生成の考え方と実装の事例を紹介します。実在の地図などをベースにせず、架空の都市をゼロから生み出すアプローチを扱います。
街並みを観察して特徴を捉えるアーティストの視点と、それを効率的な仕組みに落とし込むプログラマーの視点、その両面から都市生成のポイントを整理します。
建物の大量生成:住宅を例にした建物の観察と分類・抽象化、パラメータ化、具体的なノード構築方法
道路網の生成:道路を生成するアルゴリズムの考え方と、実装の事例紹介
建物の配置:建物を配置するアルゴリズムの考え方と、実装の事例紹介
青木 一馬 氏/エンバイロメントテクニカルアーティスト
大手コンシューマーゲーム会社でプログラマーを務めたのち独立。フリーランスのテクニカルアーティストとして、AAAタイトルにおけるHoudiniを用いた都市生成に約5年間携わる。
11月15日(日) 15:00~16:30
ゲーム背景の仕組みとツールの性質
~背景アーティストのためのテクニカルマインドセット~
アナログの画家は、絵の具がどう乾き、キャンバスの目がどれくらい粗いかといった道具の特性を熟知したうえで、筆を運んでいます。道具の性質を知っているからこそ、狙った表現に迷いなくたどり着ける――ゲーム開発におけるアーティストにとっても、これは同じです。
本講義の狙いは、開発現場でアーティストの隣に立ち続けてきたテクニカルアーティスト(TA)の視点を、みなさん自身の判断力のための道具として、ひととき"借りて"いただくことです。
TAがどんな理屈でアーティストの使う仕組みや道具を組み立て、限られたリソースの中で見た目の落としどころを見極め、そして完成した絵が様々なプレイヤーの画面でどう見えるかまでを考えているのか。その視点に触れることで、目指すビジュアルと技術的な制限との関係を、自分自身の言葉で分解し、説明できるようになります。
そのうえで持ち帰っていただきたいのは、制約を「妥協」としてではなく「創造的な設計材料」として捉え直す視点です。
田中 眞 氏/Senior Technical Artist
DICE(EA Digital Illusions CE、スウェーデン)Senior Technical Artist。『Battlefield』シリーズにてシェーダー開発を担当。アーク・エンタテインメント(SCE)、EAJapanを経て渡英。EAUKでのLighting Artist、Technical Artist、Double NegativeでのLighting TD/Rendering Supervisor、FramestoreでのVR/ARプロジェクトを経て現職。
11月15日(日) 17:00~18:00
アーティスト座談会
~AI時代を生き抜くために必要なスキルとマインド~
この座談会では3名のアーティストに出演いただき、今後求められるスキルやマインドについてディスカッションします。受講者の皆さまからの質問にもお答えいただきながら、経験豊富なアーティストたちに将来の展望を伺います。
榊原 寛 氏/エンバイロメントアーティスト
これまでチェコ・アメリカ・ポーランドに居住し、『マフィア III』『サイバーパンク 2077』などAAAプロジェクトにエンバイロメントアーティストとして参加。2022年からフリーランスとなり、『背景アーティスト導きの書』を企画・共著、スウェーデンのゲーム開発の専門教育機関 Futuregames でエンバイロメントアートの短期講座を担当するなど幅広く活動。
香取 政人 氏/エンバイロメントアーティスト
広告代理店にて遊技機関連のクリエイティブの進行管理を経験後、3Dクリエイターに転身しゲーム開発会社で背景モデリング、テクスチャリングなどを担当。2021年にアプリボットへ中途入社。『FINAL FANTASY Ⅶ EVER CRISIS』でのリードエンバイロメントアーティストを経て、現在は運用中スマートフォンゲームタイトルのクリエイティブチームのリーダーに従事。
鈴木 卓矢 氏/株式会社SAFEHOUSE 取締役・モデリングSV
SeniorArtist として BlizzardEntertainment の Cinematics 部署で背景のデザインからモデリングまでを担当し多くの作品に携わる。 2019年にドイツで ArtDirector としてリアルタイム映像制作で活躍している ErasmusBrosdau とタッグを組んで、 SAFEHOUSE inc. を設立。SAFEHOUSEでは「アニメ、ゲーム、映像」とジャンルを問わずプロジェクトの初期から参画。
開催概要
開催日時:2026年11月14日(土)~15日(日)11:00 ~ 18:30
※15日(日)は18:00終了予定
講義時間:各セッション90分(座談会セッションは60分)
アーカイブ配信:あり(3か月間限定)
※アーカイブ配信は開催後、1週間以内にご登録メールアドレスへ配信します
価格:21,120円(税込)※早期割引20%OFF
※早期割引は11月13日まで(早期割引期間を過ぎると定価26,400円になります)
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