CGWORLD主催の学生CGトライアル「WHO'S NEXT?」の2025年第1弾の作品募集がいよいよスタート!

今回も「キャラクター部門」「背景・プロップ部門」に分けての募集になります。
※『キャラ』にも『背景』にも当てはまらない抽象度の高い作品は『背景・プロップ部門』にご応募ください

結果発表は2025年7月19日開催の「CGWORLD JAM 2025」にて行ないます!より多くの3DCG・ゲーム業界関係者に自分の作品を見てもらい講評してもらうチャンスです。スキルアップや腕試し、自己PRの機会として活用してもらえたら幸いです。
※学生ではなくても「プロフェッショナル」として活動していない方はすべて対象です。
※審査員情報は随時更新されます。

▼学生向けCGトライアル「WHO'S NEXT?」とは?

CGWORLD主催の学生・アマチュア限定の3DCGコンテスト。コンテストにて応募された作品は審査参加企業・アーティストが審査します。

■審査企業・アーティストに総勢約30社(者)が参加予定!
ゲーム・アニメ・実写VFXなど幅広い分野から30社(者)を超えるプロダクションやアーティストが審査、採点、講評に参加予定です。

■応募者全員がフィードバックを受けるチャンス
審査員からコメントのついた作品に限りますが、優秀者に限らず応募者の皆さんに講評結果をフィードバックいたします。講評結果を元に作品のブラッシュアップや企業との接点づくりに活用してもらえたらと思います。

■優秀者には賞品をプレゼント
優秀者にはボーンデジタルより発行されている書籍や雑誌をプレゼント予定。

■コンテスト結果発表
・CGWORLD JAM 2025 2025年 7月19日(土)
・CGWORLD.jp 記事

▼前回コンテストについて

■作品募集ページ
https://cgworld.jp/flashnews/cgwhos-next-20242-10252359.html

■前回コンテスト結果(キャラクター部門)
https://cgworld.jp/regular/cgwhos-next-2024-chara.html

■前回コンテスト結果(背景・プロップ部門)
https://cgworld.jp/regular/2024-whosnext-2-bg.html

▼審査参加アーティスト

キャラクター部門

東條 あずさ

Visdev / Concept Artist

▼profile
同志社大学経済学部を卒業後、Vancouver Film Schoolで3Dアニメーションを専攻。卒業後はHydraulxで3Dアニメーターとしてキャリアをスタートし、ILMのアート部門などを経て、昨年末から京都を拠点に活動中。夫婦で立ち上げたスタジオでは、アニメーション、テレビ、ゲームなど海外のプロジェクトを中心にコンセプトアートを手がけている。2Dアーティスト向けにBlenderの講師としても活動中。

主な参加作品
Aladdin, Terminator: Dark Fate, Star Wars: Episode IX, Rampage, Stranger Things 2, Black Widow, Space Jam 2, など

▼東條 あずさ氏からの応援メッセージ
ただの3Dモデルではなく、キャラクターが“そこに生きている”と感じられるかに注目したいです。ポーズやシルエットから、その世界観や物語まで伝わってくるようなデザインを楽しみにしています!

山本原太郎

ドリームワークス
Character Look Development Lead
https://www.dreamworks.com/

▼profile
慶應義塾大学経済学部卒業後、オムニバス・ジャパンを経て2003年よりドリームワークスに転籍。代表作はシュレック、マダガスカル、ヒックとドラゴン、メガマインド、The Wild Robotなど。最新は2025公開『BadGuys2』。

▼山本原太郎氏からの応援メッセージ
年々ソフトウェアの性能も向上し、AIを用いて生成した作品も世の中に普通に出回るようになりました。我々CGクリエイターの存在意義も問われている昨今ですが、やはり鍵となるのはアーティストの創造力、発想、そして魂だと思います。幾度もこのコンテストの審査員として携わり、さまざまな作品の講評をする中で、毎回出品者の皆様の創造力には圧倒されます。人間もまだまだいけるなと思うわけです。今回も皆様の魂のこもった作品を拝見して刺激を受けられるのを楽しみにしています。

ヒダヤト リアンティ

コンセプトアーティスト・キャラクターデザイナー・イラストレーター

▼profile
インドネシア出身のゲームコンセプトアーティスト、キャラクターデザイナー、イラストレーター。「ニンジャラ」ではキャラクターデザインを担当。ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲームのイラスト制作にも携わった。また、SIGGRAPH Asia 2018では学生ボランティアプログラムのチェアを務め、2021年にはローカルコミュニティチェアとしても活動した。『第2回 ポケモンカードゲーム イラストグランプリ』審査員賞を受賞。

▼ヒダヤト氏からの応援メッセージ
キャラクターを作るときに、4W1H(What,Who,When,Where,How)を意識しながらデザインの要素、ポーズなどに入れていただければ、より生き生きと納得感があるキャラクターが作れると思います。好きな作品を製作しながら基礎を磨くのも重要です。

背景・プロップ部門

田崎陽太

株式会社カーキ、Episode3
CG Supervisor / Environment Design

▼profile
ファンタジー・サイファイの世界観構築を得意とし、コンセプトアートからフィニッシュまで全てのワークフローを一貫して担当。現在はルーマニアにて新しいチーム「Episode3」を立ち上げ活動中。

▼田崎陽太氏からの応援メッセージ
今回も審査員を務めさせていただきます。少し慣れてきたせいか無意識に「WHO'S NEXT?」受けを考えてしまうことがあるので、初心に立ち返り自分が本当に良いと思った作品に積極的に点数をつけたいと思います。参加者の皆さんもあまりコンテスト受けを意識せず自分の好きなジャンルを自由に表現してください。それが結果的に人を惹きつける作品になると思います。頑張ってください。

キャラクター部門/背景・プロップ部門

秋元純一

トランジスタ・スタジオ
CGディレクター・取締役副社長

▼profile
2006年に株式会社トランジスタ・スタジオ入社。専門学校時代よりHoudiniを使用し続けて現在ではCGWORLD.jpにて「Houdini Cook Book」を連載中。
http://www.transistorstudio.co.jp/

▼秋元純一氏からの応援メッセージ
今回も、審査員を仰せつかりました。毎度、業界のこれからを担う皆さんの作品を深く鑑賞させて貰える機会を頂き、非常に光栄です。私も学生の頃、作品に毛の生えた様なものを作ったりもしましたが、どれも自分の理想を高く掲げ過ぎて、所謂、「未完の大作」となった覚えがあります。理想は大事ですが、作品はまず人の目に触れる事が大切だと思います。ひとまずは一通り完成まで持って行って、その後時間の許す限りブラッシュアップする様な心構えが大事かもしれません。最後に詰めきるアドバイスとして、これは私も良くやる手ですが、分からなくなったら、第三者に意見を貰ったり、左右反転させて見るなり、新鮮な気持ちで作品と向き合うと、更に詰められる部分が見つかるかもしれません。皆さんの作品を楽しみにしております。

鈴木卓矢

SAFEHOUSE
取締役・背景モデリングSV

▼profile
大学卒業後、Square-EnixのVisualWorksに入社。その後アメリカに渡り、BlizzardEntertainment のCinematics 部署でSeniorArtistとして背景のデザインからモデリングまでを担当。2019年初めにドイツのArtDirectorとタッグを組んで、日本にSAFEHOUSE inc.を設立。自身の経験をもとにBlizzardと同じ環境レベルでのアーティスト教育を心掛けている。
http://safehouse.co.jp/

▼鈴木卓矢氏からの応援メッセージ
ずっとこの学生コンテストの特別審査をさせて頂いて、クリエイターの意思を感じるような作品を毎回楽しみにしています。
もちろん技術的な基準もありますが、単に技術的な頑張りだけではなく、表現を伝える為のこだわりが伝わってくるような作品をお待ちしてます!
ちなみにSAFEHOUSEの背景チームの半分はWho'sNext経験者でした笑

宮川英久

Wizards of the Coast
シニアコンセプトアーティスト

▼profile
熊本県出身。リードシネマティクスコンセプトアーティストとして携わった『Disneyland Resort: Guardians of the Galaxy – Mission Breakout!』(2017)をはじめ、『The Marvel Experience』(2014)、 映画『A Wrinkle in Time』(2018)、インドネシア最大級のテーマパーク『MNC Park』などを中心に、世界的なプロジェクトの第一線で活動している。マイクロソフト・343 Industriesに所属しゲーム『HALO Infinite』のコンセプトアートを手がけた後、現在はWizards of the Coast社にてシニアコンセプトアーティストとして勤務。
https://www.artstation.com/supratio
https://twitter.com/HidehisaM

▼宮川英久氏からの応援メッセージ
技術的なことや時間配分といった理性と、作家としての個性。この2つはクリエイターとして羽ばたく皆さんの欠けてはならない両輪です。もちろんその2つともを満足の行くものに出来れば最高ですが、前者はプロになった後も学べます。私個人としては皆さんが伸び伸びと作家性を爆発させた、前のめりでとがった作品を見てみたいと思っています。何も恐れることはありません、是非楽しんでください。

▼応募方法

クリエイターズIDを取得した上で、 氏名・連絡先・所属校・作品のアップロード先URL・使用ツール、作品の設定やストーリー・制作にあたってこだわった点などを記載してください。

■「WHO’SNEXT? 2025年第1弾」応募フォームはこちらから
※作品応募締切1週間前に、応募フォームはオープン予定です。

※クリエイターズIDとは? https://www.borndigital.co.jp/creatorsid/
※画像データについてはファイヤーストレージなど外部ストレージサービスにアップロードし、フォームの所定の回答箇所より、URLを記載してください。
※応募期限 2025年6月30日(月)23:59
※応募回数 1回まで(※作品の差し替え・変更などはご遠慮ください)

▼応募条件

・応募作品テーマは「3DCGを用いた静止画作品」です。つまりテーマは何でもOKです。フォトリアル系でもトゥーン系でもかまいません。部門は「キャラクター部門」「背景・プロップ部門」の2部門ございます。

・小・中・高校生から専門学校生、大学、大学院生など教育機関在学中の方を対象。

・通学中でなくても、クリエイティブ分野における就業経験のない方(アルバイトは除く)であればどなたでも参加可能。

・投稿企画に過去応募いただいた方、受賞者も参加可能です。

・二次創作ではなく、応募者自身のオリジナル作品に限ります。模写作品はNGとします。

・マーケットプレイスなどで入手したアセットを作品の中で利用する場合、使用ツール欄にて必ず明記してください。

・AIを用いた作品はNGとします。
※今後については未定です。ただ、現時点において、AIを用いたクリエイティブの商業作品における利用は限定的であり、審査員による十分な批評が行えるほど成熟した技術ではないということ、そして、コンテストの目的が批評を通じて応募者自身のスキルアップを目的にしていることから、こうした判断に至りました。

・過去にコンテストなどで入賞した作品および、他のコンテストに応募中の作品は応募できません。

・応募作品は、応募者が権利を有しており商用化されていないことが条件です。(他者の著作物を侵害する行為は絶対にやめてください)

・画像解像度:左右、上下それぞれ3,000pix以上を推奨。

・ファイル形式はjpg。カラーモードはRGBにてご応募してください。

・応募は1人1作品まで。1枚もののデジタルデータに限ります。(再投稿や応募後の作品の差し替えはできません)

▼お問い合わせ

株式会社ボーンデジタル
CGWORLD事業部 担当:池田
creators.borndigital.co.jp/public/application/add/142