CGアーティストのケロロケ CG Anatomy氏は5月23日(木)から27日(月)にかけて「トポロジーtips」と題した4つの投稿をXにポスト。Blenderを中心としたトポロジー(ポリゴンメッシュの構成)のルールやリダクションの方法などをわかりやすく画像にまとめて好評を博し、国内のみならず海外からもアクセスを集めている。ここでは、本人のコメントを交えて各投稿を紹介する。
トポロジーtips①
— ケロロケ CG Anatomy (@KRRK_JP) May 23, 2024
頂点には名称があり3と5を「Npole」「Epole」と呼ぶそうですが、自分は単純に「3pole」「5pole」と呼んでいます。
分かりづらいもん。NとかEとか... 数字でよくない?#blender #3DCG pic.twitter.com/VBMohfR5ka
毎日更新トポロジーTips ②
— ケロロケ CG Anatomy (@KRRK_JP) May 24, 2024
こんな感じで自由自在に曲げますよと
あとはマージ(M)でやる方法もあります#blender #3DCG pic.twitter.com/IPFRrf3qOH
毎日更新トポロジーTips ③
— ケロロケ CG Anatomy (@KRRK_JP) May 25, 2024
ポリゴンの減らし方
#blender #3DCG pic.twitter.com/g9byEekegB
毎日更新(するかもしれない)トポロジーTips ④
— ケロロケ CG Anatomy (@KRRK_JP) May 27, 2024
五角形と三角形の処理#blender #3DCG pic.twitter.com/lK5QDkvHqY
トポロジーTips⑤はBOOTHで販売中の「krrk素体 15体+トポロジー解説書」の購入者特典となっている。
ケロロケ氏はBlenderでのモデル制作を生業とする傍ら、自身のハンドルネーム内に「Anatomy」とあるように、京都芸術大学イラストレーションコースにて美術解剖学の非常勤講師も務める。
美術解剖学に傾倒したきっかけは「イラストが上手く描けなくてイライラしたからです。美術解剖学を勉強したら勝手に上手くなるだろ! くらいの気持ちで勉強を始めました(笑)。Blenderを触り始めたきっかけも、イラストで小物を描くのが面倒だったからで、どちらも動機が不純ですね(笑)」とケロロケ氏。
同氏はそのスキルを活かして、X上で美術解剖学に準拠した素体のトポロジー解説を展開。素体モデルとのセットや、美術解剖学モデルなどのBOOTHでの販売も行っている。その積極的な情報発信についてケロロケ氏は、「『バズったらいいなぁ』くらいの感覚で、気高い動機とかはないです(笑)。見てくれてる方は、イラストレーターやモデラ―の方が多い気がします。特に反響が多いのは、人体の複雑な形状を単純化したコンテンツですね」と話す。
トポロジーについては「パズルみたいで面白い。三角形をできるだけ使用せずに綺麗な形状をつくるのが楽しくてやってます。あとは、解剖学的要素をどうやってトポロジーで表現できるかを考えるのも楽しいです。あまり役に立たない技術というのがまた面白いなと(笑)」と、楽しむことを第一に取り組んでいる。
アニメ系の体を作ってみました 4
— ケロロケ CG Anatomy (@KRRK_JP) March 27, 2024
トポロジー解説#blender #美術解剖学 pic.twitter.com/8bYJ0w3R1m
クリエイターとしてはwanoco4D氏、Ixy(いくしー)氏、双葉陽氏から特に影響を受けたというケロロケ氏。「特にwanoco4Dさんの作品を初めて見たときは、あまりの衝撃に椅子から転げ落ちて隣町まで転がりました(笑)。CGを本格的に始めることになったきっかけのひとつですね」。
BOOTH
https://krrk.booth.pm/
ココナラ
https://coconala.com/users/2259498
CGWORLD関連情報
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https://cgworld.jp/flashnews/202405-DD-Houdini.html
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https://cgworld.jp/course/online/blender/