>   >  Villard スカルプティング・ラウンジ:Vol.11:Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model
Vol.11:Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model

Vol.11:Dragon phantom beast[ドラゴン 幻獣]~Concept Model

STEP 03:髭を作成する

マスクで毛を生やす範囲を描き、Extractで厚みを付けたSubToolを作成します。SnakeHookブラシで伸ばしながら毛の形状を整えていきます。


  • 【1】喉元にかけてマスクを描きます

  • 【2】髭のシルエットをざっくり作ります


  • 【3】アタリのディテールを入れていきます

  • 【4】首の方にも毛を追加します


  • 【5】髭を左右非対称にしていきます

  • 【6】髭の細かい部分を作ります


  • 【7】髭の全体にディテールが乗るよう注意します

  • 【8】体にも毛を追加していきます

STEP 04:全体的にブラッシュアップ

顔周りを中心に細かく彫り込みつつ、アルファも使ってよりディテールを足していきます。


  • 【1】顔のブラッシュアップをします

  • 【2】目元を主に詰めます


  • 【3】頭の鱗も彫っていきます

  • 【4】耳の造形を細かくします


  • 【5】耳の棘部分を仕上げます

  • 【6】口元により細かくディテールを入れます


  • 【7】背中の毛もよりシャープにしていきます

  • 【8】角にアルファでディテールを付けます


【9】これでスカルプト終了です

完成

KeyShotでレンダリングをして、完成です。今回はポリペイントでの着色はせず、全体的に白を基調とし、造形としての雰囲気を活かすようにレンダリングしました。




デジタルですが、アナログっぽさを感じさせる造形を大事にしています。やはりドラゴンを作っているときが楽しいなあと思います!

Profile.

  • 岡田恵太/Keita Okada(Villard Inc.)
    デジタルスカルプター、3Dコンセプトアーティスト。1991年7月生まれ、広島県出身。2012年大阪の専門学校を卒業後、大阪のゲーム会社に就職。2013年に退職し上京した後、1年ほど建設現場の作業員(荷揚げ屋)などをしながらZBrushを独学で習得し東京のゲーム会社へ就職。2015年からフリーランスとなり、PS4用ゲームのDLC『Bloodborne The Old Hunters』をはじめ主にクリーチャーなどのコンセプトモデルを手がける。2017年3月、新会社「Villard」を設立
    www.artstation.com/artist/yuzuki
    www.villard.co.jp




その他の連載