Basic MAX
3ds Maxのちょっとした小技を紹介していく「Basic MAX」コーナー。今回は少し遅くなりましたが、先日リリースされた3ds Max2017のレビューです。
Point1:注目の新機能
▲起動画面は以前と同じままだったので、「おや?」と思っていたら、今回の目玉は全パネルの変更。フラットデザインになっていて、まるで別のツールみたいです。
▲UVアンラップにペイントのボタンが付きました。リラックスやソフト選択みたいな感じでしょうか。
▲メーカー側も解説しているとおり、ブーリアンが新しく使いやすくなっています。個人的には「Proブーリアンでいいじゃん」とも思いますが......。
▲スキンモディファイヤの目玉、ボクセルウェイト。これはいいですね。簡単なものならほぼ一発で設定できます。これまでのようにおかしな変形に落ち込むこともないようです。
▲新しい機能の[バッファカーブ]は地味に便利かもしれません。要は変更前のカーブを残しておける機能です。
Point2:レンダリング関連の機能
▲突然搭載されて驚いたのが[ARTレンダー]。物理ベースのレンダラのようです。
▲物理ベースのマテリアルもずらっとそろっています。標準の付属マテリアルがずいぶん増えました。
▲アクティブシェードとの愛称もバッチリですね。リアルタイムに調整ができそうです。
▲ちなみにビューポートの項目がひとつ増えましたね。[ユーザー定義]というビュー設定を定義する機能が付きました。
▲余談になりますが、この連載を執筆している7月現在、すでにSP1のダウンロードを確認しています。
[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei