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Vol.107 帆船

Vol.107 帆船

Method 4:ゼネラリストの強みを活かしたシーン作成

1:船のモデリングとディテール

▲ベースの形はスプラインとサーフェスでCAD制作のような感じで作成していきます。スプラインベースなのは後から使用するためです。

▲いったんメッシュにして、さらにスプラインにしてオブジェクト化。板を張り合わせたような外観のデザインにしました。

▲船首など、デリケートな部分はフリーハンドで作成していきます。

▲ゴシック調の装飾はキットバッシュを使用します。様々な模様のオブジェクトを用意。

▲面をなぞるように配置したり、スプラインに沿って配置したり、とにかく面を埋めます。

▲原型が見えないくらいディテールを付けてみました。

2:海の作成

▲海の作成は今回、Phoenix FDを使用しています(次のページでも詳しく解説します)。

▲ちょっとシミュレーションが重かったので一晩ほったらかしにしておいたら、翌日できていました。

▲計算時間はかかりますが、作業時間はかからないので、ある意味で自動化と言えるかもしれません。

3:配置 ~ver.2020~

▲シーンに帆船を配置していきます。

▲当初、3ds Max 2018で作業していましたが、試しに2020で作業してみたら、これが非常に軽い! 倍くらいの体感で作業ができたので、帆船も予定の倍に増やしました。

Method 5:カラーコレクション

▲レンダリングした画像をAfter Effectsで読み込みます。V-Ray上でフレアはすでに乗せています。

▲Lumetriカラーを使用して、カラコレを行います。

▲最終的に煙などで加工して完成です。

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Generalist Style 08

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