Extension Column 05
様々なオススメのプラグインを紹介してきた本コラムコーナー。今回は3月にリリースされた3ds Max 2019のレビューをしたいと思います。
3ds Max 2019の主な新機能
▲まず起動画面のデザインが変わりました。
▲新しく追加されたプロシージャルテクスチャ「高度な木目マップ」。何が高度かというと、オブジェクトの断面などが指定しなくても画像のようにカットされたようなテクスチャになります。非常に面白いですね。
▲そしてOSLマップも追加されました。フォルダ内にいくつかのサンプルが入っています。
▲スプラインのブーリアン機能「シェイプのブール演算」が追加されました。今までもスプライン編集内にブーリアンはありましたが、こちらはオブジェクトのブーリアンのように複数のスプラインを使ったり、後から変換することも可能です。
▲例えば、このように適当にたくさんのスプラインを描いて......。
▲その後、ブーリアンすれば機械パーツなどの作成にもひと役買ってくれそうですね。
▲今回はスプライン関連でかゆいところに手が届くような機能強化が多いです。スプラインをモデル化した際の端の部分。ここがいつも気になってましたが、個人的には素敵なバージョンアップ。
▲そのほか、Ver.2018の後半から合わせると様々なスプライン機能が搭載されました。こちらは[スプラインのリラックス]機能。
▲スプライン同士をかさならないようにする機能[スプラインのオーバーラップ]。
▲それから個人的に面白かったのはモデルをボタンひとつでWeb共有して見られるようになったこと。リモートワーク向けでしょうか?
[Information]
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株式会社画龍 早野海兵 監修
3DCGベーシック講座[3ds Max]
3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。
online.dhw.co.jp/course/3dcg
[プロフィール]
KAI
株式会社画龍 アートディレクター
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Twitter:@Kai_ryu_Kai