MAX First Step
初めて3ds Maxに触れる方のためにポイントになる要素を数回に分けて掲載していく「MAX First Step」のコーナー。今回はライティングです。
Step1:ライトの種類
▲ライトの作成は[作成]パネルの電球マークで行います。
▲標準ライト。3種類のライトにターゲットが付きます。点光源から全ての方向に向かって光線を出すオムニライト。それに、スポットライトと平行光(指向性ライト)。昔からあるオーソドックスなCGライトです。
▲フォトメトリックライト。現実にあるライトのパラメータを参考に、リアルなライトを作成することができます。
▲こちらはフォトメトリックライトの作成時に出てくる画面。実は、[はい]を選択すると環境設定の露出制御が変わってしまうので、注意が必要です。
▲最後はドームライト。全天球形のライトで、イメージベースト・ライティング用です。
Step2:標準ライトの設定値
▲ここでは標準のオムニライトをベースに解説します。ライトのパラメータはよく似ているので、標準のオムニライトを覚えれば、ほかのライトも応用で使えるようになっていきます。
▲[マルチプライヤ]はライトの強さ。横の[カラーパネル]ではライトの色を調整できます。
▲[シャドウ]をONにすると影が生成されます。影には画像のシャドウマップとレイトレースシャドウがあります。
▲[遠方減衰]の[使用]をONにすることで、ライトの減衰が再現できます。
▲そのほか、スポットライトなどでは[フォールオフ/フィールド]で照らす範囲をやわらかく調整できます。
Step3:標準ライトの設定値
▲フォトメトリックライトは最初から減衰などの設定が入っています。
▲シャドウをONで影を生成。
▲テンプレートから様々なライトの設定を読み込んで使えます。
▲強いライトもあれば弱いライトもあり、光のかたちも変わります。
▲ライトの強さは[減光する→結果として生じる強度]で変更できます。
Step4:ドームライトの設定値
▲ドームライトはテクスチャなどを光源にして、ライトに色をつけることができます。
[Information]
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[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
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www.kaihei.net
@kai_hei