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Vol.64:蝌蚪

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Basic MAX

3ds Maxのちょっとした小技を紹介していく「Basic MAX」コーナー。今回は少し趣向を変えて、旧機能のご紹介です。新しい機能が日進月歩で次々に搭載されていく反面、古い機能は使わなくなりがちです。しかし、動作が軽かったり、シンプルだったりして、便利に使える機能もあるので、見てみましょう。

Point 1:ビデオポスト

画龍点睛 Vol.64:蝌蚪

▲3ds Max上で簡単な合成ができるビデオポスト。ステートセットができてからは使われなくなってきました。

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▲詳しくはヘルプなどをご覧いただきたいのですが、様々な作業が可能です。フレームレートを変えることなく、ここでスローにすることもできます。

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▲簡単ではありますが、レンズフレアやグローなどの効果を足すこともできるんです。3ds Maxしか持っていない人には便利な機能ではないでしょうか。

Point 2:RAMプレイヤー

▲1:RAMプレイヤーはけっこう使っている人も多いかと思います。描き出した連番などをすぐに再生できるビューアです。 2:2つの素材を一度に読み込んで比較することもできます。まだまだ現役の機能です。

Point 3:カメラトラッカー

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▲実はかなり昔から 3ds Max内でカメラトラッキングができたのですが、あまり知ってる人はいませんでした。現在は良いソフトもたくさん発売されていますからね。

Point 4:IFLマネージャ

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▲3ds Maxではテクスチャや背景に連番素材を読み込むとき、必ずこのIFLというファイルが作成されます。それをエディットできる機能ですね。

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▲IFLには形式があり、内部を書き加えることでフレームを止めたり、ステップを変えたりできます。

Point 5:RPFファイル

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▲RPFファイル。これは機能ではなくファイル形式ですが、まだAfter Effectsとの連携ができなかった頃に、画像ファイルにカメラデータなどを付加するのに使用していたファイルです。

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▲このように連番データからカメラを作成することができます。現在はステートセットやFBXで読み込めるので、あまり使われないようです。

[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei

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