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Vol.110 連載200回記念特別企画 ~龍媛~

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Generalist Style 10

ゼネラリスト向けの情報を掲載する「Generalist Style」コーナー。3DCGソフト以外の連携で使えるソフトやプラグインなどの情報をご紹介します。ゼネラリストは様々な仕事ができないといけません。あらゆる方法で楽しみながら作品のクオリティアップをしていきましょう!

ゼネラリストは撮影までこなす!

実写系ゼネラリストのお仕事で多いのは「背景制作」であると以前もお話しましたが、それと同時に「実写合成」も本当に多いです。実写合成というからには、当然、カメラを使用した作品の制作になり、実写と3DCGの間にはいくつものプロセスが存在します。コンポジットや編集も作業者によって様々な手法があり、方法はひとつではありません。今回は、そんな実写合成のながれを追ってみましょう。ちょっと面倒くさい作業ではありますが、下 記のような事前工程で実写合成の環境を整えておくと、後の合成作業がとてもスムーズになります。過去には適当に撮影して目合わせで最後に調整する、という無謀な手法が主流だったこともあります。

1.スタジオとカメラ

▲今回は東京工芸大学のスタジオをお借りし、HASSELBLADのカメラ「H6D-100c」を使用して撮影します。通常はこんな贅沢できません(笑)

2.露出を変えて銀玉(シルバーボール)を撮影

▲露出を変えた素材を複数枚撮影します。ちなみにこの写真はCanon EOS M5で撮影したもの。

▲HDR自体はPhotoshopで自動合成。これは昔からある機能です。作成したHDR素材(OpenEXRでも良い)、V-Rayなどのミラー設定のテクスチャに適用。

3.環境撮影と360度撮影

▲HASSELBLADでの環境撮影と、抑えとしてRICOH THETAによる360度撮影も行いました。最近、新しい高解像度機種が発売されて、ますます便利になっています(theta360.com/ja)。

▲普通に環境素材を撮っても格好良い。

▲CGに関しては、同じスタジオの環境を再現するため、同じように銀玉やカラーチャートを配置してシーンを作成します。



[Information]

  • 株式会社画龍 早野海兵 監修
    3DCGベーシック講座[3ds Max]

    3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座です。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。ぜひ、この機会に3ds Maxを通してCGの世界に!
    online.dhw.co.jp/course/3dcg

[プロフィール]
早野海兵
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
Twitter:@Kai_ryu_Kai

[credit]
モデル:佐藤まりな
撮影協力:プロデューサー・城戸孝夫氏(東京工芸大学・准教授)/ライティングマネージャー・加藤英彦氏/アシスタント・齋藤友世氏