Basic MAX
3ds Maxのちょっとした小技を紹介していく「Basic MAX」コーナー。今回はリダクションについてみていきましょう。
Point1:最適化モディファイヤとプロ オプティマイザー
▲重くなりすぎてしまったモデルを軽くするのは昔からCGモデリングでは避けて通れない道でした。その昔はこのようにひとつずつ手でリダクションをしていました。
▲3ds Maxに最初に搭載されたリダクションは[最適化]モディファイヤ。非常に軽く使い勝手も良いです。
▲このようにわざとモデルを崩したりするときにも重宝します。
▲もうひとつは後から加わった[プロ オプティマイザー]。こちらの方がかなり優秀なリダクションをしてくれます。
▲改めて両者を比べてみると、[最適化]モディファイヤの弱点はUVが壊れてしまうこと。[プロ オプティマイザー]なら保持してくれます。
Point2:そのほかのリダクション関連機能
▲そのほかにもリダクション関連のツールは様々なものがあります。こちらは[トポロジを生成]ツール。リダクションとはちょっとちがいますが。
▲フリーフォームにある[トポロジ]ツールはフリーハンドでリトポロジーできる少し変わった機能です。
▲そのほか、別のモデルを押し付ける[コンフォーム]という機能もあります。
▲バージョンとしては古いですが、リトポロジーのフリースクリプト「Max_Retopo」も配布されています。筆者が確認した限りでは、現在のバージョン環境でも問題なく動きました。ポリゴンを変形しても自動でついてくるのでなかなか優秀です。
▲思い切って、ZBrushなど他のツールでリダクションするのも綺麗にできて良いかもしれませんね。
[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei