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Vol.74 鯨行燈

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Basic MAX

3ds Maxのちょっとした小技を紹介していく「Basic MAX」コーナー。今回はリダクションについてみていきましょう。

Point1:最適化モディファイヤとプロ オプティマイザー

▲重くなりすぎてしまったモデルを軽くするのは昔からCGモデリングでは避けて通れない道でした。その昔はこのようにひとつずつ手でリダクションをしていました。

▲3ds Maxに最初に搭載されたリダクションは[最適化]モディファイヤ。非常に軽く使い勝手も良いです。

▲このようにわざとモデルを崩したりするときにも重宝します。

▲もうひとつは後から加わった[プロ オプティマイザー]。こちらの方がかなり優秀なリダクションをしてくれます。

▲改めて両者を比べてみると、[最適化]モディファイヤの弱点はUVが壊れてしまうこと。[プロ オプティマイザー]なら保持してくれます。

Point2:そのほかのリダクション関連機能

▲そのほかにもリダクション関連のツールは様々なものがあります。こちらは[トポロジを生成]ツール。リダクションとはちょっとちがいますが。

▲フリーフォームにある[トポロジ]ツールはフリーハンドでリトポロジーできる少し変わった機能です。

▲そのほか、別のモデルを押し付ける[コンフォーム]という機能もあります。

▲バージョンとしては古いですが、リトポロジーのフリースクリプト「Max_Retopo」も配布されています。筆者が確認した限りでは、現在のバージョン環境でも問題なく動きました。ポリゴンを変形しても自動でついてくるのでなかなか優秀です。

▲思い切って、ZBrushなど他のツールでリダクションするのも綺麗にできて良いかもしれませんね。

[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei

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