Extension Column 06
3ds Maxは老舗の3DCGツールのひとつとして、その歴史上、様々な本体以外の機能拡張が施されてきました。かゆいところに手が届くフリーのものから、VFXでメインツールとなるような商用のものまで、様々な分野の機能拡張が存在します。このようなプラグイン文化と呼ばれる構成は、ほかの3DCGソフトにはない3ds Max独自の特徴と言ってもいいでしょう。
ユーティリティ関連のスクリプトとプラグイン
今回紹介するのはユーティリティ関連のスクリプト。ユーティリティとは簡単に言ってしまうと"便利機能"ですね。様々な作業を手助けしてくれるスクリプトやプラグインがあります。
SnapShot
▲昔からあるオブジェクトのアニメーションをベイクしてくれるスクリプト。例えば、特殊な機能を使用したアニメーションなどは、ほかのソフトにデータを移行しようとしても上手くコンバートされないことがあります。そのようなときはSnapShotを使って全てのアニメーションをキーフレーム化しておくと、問題なくコンバートできることが多いです。
www.maxplugins.de/max2018.php
DetachElements
▲その名の通りオブジェクトのエレメントを一発で全部デタッチしてくれる便利スクリプト。基のオブジェクトのコピーも残しておいてくれます。
www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/detachelements
Autodesk Adobe AE
▲標準で付属している3ds Maxのプラグイン。これをインストールすることでAfter Effectsと3ds Maxとの間でデータのやりとりができる[ステートセット]が使えるようになります。カメラ、オブジェクトのポジション、ロット、ライトなどのやり取りが可能です。
help.autodesk.com/view/3DSMAX/2018/JPN
SmartAttach
▲クリックで選択したオブジェクトを全部アタッチしてくれる便利スクリプトです。
www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/smartscripts-attachdetach
SmartHide&SmartUnHidAll
▲こちらはハイドをコントロールできる便利スクリプトです。
www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/smarthide
[Information]
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株式会社画龍 早野海兵 監修
3DCGベーシック講座[3ds Max]
3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。
online.dhw.co.jp/course/3dcg
[プロフィール]
KAI
株式会社画龍 アートディレクター
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
Twitter:@Kai_ryu_Kai