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Vol.102 未来都市

Vol.102 未来都市

Generalist Style 02

ゼネラリスト向けの情報を掲載する「Generalist Style」コーナー。3DCGソフト以外の連携で使えるソフトやプラグインなどの情報をご紹介。あらゆる方法で楽しく作品のクオリティアップをしていきましょう!

■都市とビル

およそ背景のお仕事に関わっている方は何度となくつくることになるビル、建物、街並み。以前はひとつひとつのビルをモデリングしていましたが、時間のない現代、なるべく手数は抑えて、その後のデザインやクリエイティブ作業に力を入れたいところです。そういった街並みづくりに役立つソフトやプラグインを考察してみました。

1.Building Generator

▲今回の作品づくりでも使用した「Building Generator」。かなり前からあるスクリプトですが、筆者が確認した限りではVer.2019でも使用できました。

▲窓の形をプレビューできたり、フロアをつくれたりと、フリーとは思えないほど高性能です。
tysonibele.com/Main/BuildingGenerator/buildingGen.htm

2.Maproom

▲OpenStreetMap(OSM)データを3ds Maxに読み込むことができるスクリプトです。
www.klaasnienhuis.nl/product/maproom
©OpenStreetMap contributors

3.Greeble

▲建物を大量につくり出せるフリープラグイン。ひと昔前はこちらで街並みなどを作成していました。簡単な景観をつくるのに便利です。画像は2006年当時の作品。
max.klanky.com/plugins.htm

4.CityEngine

外部ソフトの街ジェネレータとしては最高ではないでしょうか。筆者も試用させていただきましたが、ネットから街のデータを読み込み、自動で道路、ビルを配置テクスチャを適用してくれます。
www.esrij.com/products/esri-cityengine

5.Google Earth Studio

▲データとしてそのまま利用はできないのですが、「Google Earth Studio」はオススメです。ブラウザで動作するとてもお手軽なソフトで、今回もプリビズに使用しました。

▲操作もAfter Effectsを簡単にしたような、わかりやすい構造です。

▲ちょっとした空撮のようなことが簡単にできてしまう。本番作成用のプリビズにはもってこいです。
www.google.com/intl/ja/earth/studio
©Google



[Information]

  • 株式会社画龍 早野海兵 監修
    3DCGベーシック講座[3ds Max]

    3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座です。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。ぜひ、この機会に3ds Maxを通してCGの世界に!
    online.dhw.co.jp/course/3dcg

[プロフィール]
KAI
株式会社画龍 アートディレクター
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
Twitter:@Kai_ryu_Kai

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