>   >  画龍点睛:Vol.105 綿毛水
Vol.105 綿毛水

Vol.105 綿毛水

Method 4:ゼネラリストの強みを活かしたシーン作成

1:ベース制作

▲まずは綿毛の1本をリアルに作成してみます。メジャーなモチーフなので、今回は資料もたくさんあり、探しやすかったです。

▲綿毛のモデルを少々アレンジ。水の粒はメタボールで再現しつつ、現実的でないデザインにしていきます。

▲軽くレンダリングして質感の確認。V-Ray IPRで表情をチェックします。

2:ボリューム調整

▲構造が複雑になったり、あとから構造を変えたいときにとても便利なスケマティク ビュー。Softimageを使用していた頃からのお気に入りです。

▲配置は自由度の高いパーティクルで挑戦してみます。

▲質感をベースの白に戻し、全体のボリューム感を確かめながら雰囲気を確認します。

▲さらにパーツを増やした状態でパーティクルの量の調節をします、多くてもゴチャゴチャするし、少なくてもスカスカになります。

▲ある程度のボリュームができたところで、質感を戻してレンダリング。

▲さらに綿毛が飛ぶアニメーションを付け、良い画を探します。

3:意味の追加

▲ほとんど見えませんが、新しい誕生を意味する胎児を花の中心に配置しています。

▲ライトが中心から当たったときディテールが出るように、凹凸を付けておきます。

Method 5:レンダリングと画づくり

▲レンダリングは8K。細部まで確認できます。

▲光のフレアなど、エフェクトはほとんどV-Rayの方で付けています。After Effectsでは簡単なカラコレのみ。

▲最終的に2つのモチーフを合成して、バランスをとりました。

次ページ:
Generalist Style 06

その他の連載