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Vol.72:White Embryo

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Basic MAX

3ds Maxのちょっとした小技を紹介していく「Basic MAX」コーナー。今回取り上げるのはレンダリングサイズです。レンダリングはたくさんの項目があるので、機会がありましたらまた触れたいと思います。

Point1:レンダリング範囲の設定

▲レンダリングビューがいつも同じビューになるようにロックをかけておけます。レンダリングの横の鍵マークをONにしておきましょう。

▲レンダリングの範囲については領域やクロップなどの設定がありますが、[自動領域選択]にチェックを入れておくと、選択したところの範囲をレンダリングすることができます。

▲クロップはそのまま切り抜いてくれます。

▲拡大レンダリングなどにも応用でき、急ぎのときなどは選択してすぐその周りだけをレンダリングできるので便利です。

▲範囲レンダリングは手動ですが、スクリプトで操作すると数値を入力してレンダリングすることも可能です。

Point2:レンダリングサイズの設定

▲レンダリングサイズはプリセットで登録できますが、レンダリングショートカットなら他のパラメータと一緒に保存可能。「A」「B」「C」の3つのカスタムプリセットボタンに設定を割り当てて使用します。

▲レンダリングショートカットはファイルとしても保存できるので、プロジェクトメンバー全員に配布することも可能です。

▲よくあるのはレンダリングサイズから10%拡大などという指示ですが、これに対応してくれるのがoverscanというフリースクリプト。これはカメラもレンダリングサイズも変更してくれます。

▲大きなサイズの画像をレンダリングする際には分割するのがオススメ。[ネットワーク ジョブの割り当て][スキャンラインを分割]にチェックを入れます。

[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei

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