>   >  画龍点睛:Vol.104 菖蒲兜
Vol.104 菖蒲兜

Vol.104 菖蒲兜

Generalist Style 04

今回はタイミングよく3ds Max 2020へのバージョンアップがあったので、このコーナーで解説をしたいと思います! 以前とちがってここ最近のアップデートは年に何回かの「0.~」のバージョンアップ(近年は3回くらい)にプラスしたバージョンアップになっていて、年番号変えの新バージョンアップのインパクトは薄くなっているようですね。

1.リファレンスについて

▲新機能、バージョンアップの3ds Maxリファレンス。いつもは遅れてアップされていましたが、今回はバージョンアップと共にアップデートされました。ちなみにこのページだけなら3ds Maxをもっていなくても見られます。
help.autodesk.com/view/3DSMAX/2020/JPN

2.面取りモディファイヤの改善

▲一番に紹介されているのがこの[面取りモディファイヤ]。レイアウトが一新され、プリセットの保存が可能になりました。

▲面取りモードも2タイプから3タイプに増えました。

▲モディファイヤをコピー&ペーストしたときの名前にリセットがなくなっています。

▲プレビュー機能も一新。細かい選択項目も増えました。

▲個人的にはプレビューのときに画面が更新されない現象が修正されていて、ひと安心です。

3.そのほかの主な機能強化

▲[UVW アンラップ モディファイヤ]の[フラッテン マッピング]。以前は固まって戻ってこないこともありましたが、計算がかなり改善されていました。

▲クラウドストレージの「Autodesk Drive」。気がつきませんでしたが、簡単なものであれば、アップすることで3ds Maxのシーンをブラウザで確認できます。

▲2019のバージョンアップから段階的にOSLマップの強化も行われてますね。

▲2019.3からのビューポートで直接、ActiveShadeが行え、操作もできるようになりました。レンダリング最終結果を見ながら配置を変えることができます。

※2019.1、2019.2......3ds Maxセキュリティツール、Autodesk Drive
※2019.3......インタラクティブなActiveShade、Revit読み込みの高速化



[Information]

  • 株式会社画龍 早野海兵 監修
    3DCGベーシック講座[3ds Max]

    3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座です。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。ぜひ、この機会に3ds Maxを通してCGの世界に!
    online.dhw.co.jp/course/3dcg

[プロフィール]
KAI
株式会社画龍 アートディレクター
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
Twitter:@Kai_ryu_Kai

その他の連載