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Vol.106 画龍 ~2019~

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Generalist Style 07

ゼネラリスト向けの情報を掲載する「Generalist Style」コーナー。3DCGソフト以外の連携で使えるソフトやプラグインなどの情報をご紹介します。ゼネラリストは様々な仕事ができないといけません。あらゆる方法で楽しく作品のクオリティアップをしていきましょう!

たくさんのソフトをまたにかける知識が必要

ゼネラリストはとにかく使用ソフトが多いです。一般的な統合型CGソフト以外にもモデリングやシミュレーションなどの様々な専門のソフトを行き来するので、当然、その知識も必要になってきます。

1.Autodesk製品同士でのやり取り

▲だいたい3ds Maxを中心としたワークフローが出来上がってますが、使用するソフトは年々増え続けています。

▲3ds Maxには標準で様々な書き出し形式があります。代表的なものはAutodesk推奨のFBX。そして、OBJ、DXF、最近だとABCなど多岐にわたります。

▲Autodesk製品の場合はバージョンが同じなら便利な送信ボタンが使えます。特殊な機能やプラグインがなければ、これでだいたい相互互換が可能ですね。

▲変換の際は単位に注意する必要があります。特にinchとcmがちがうととてもやっかい。1:2.54を計算します。また、3ds Maxは単位設定が二重になっているので、システム単位の変更も忘れないようにしないといけません。

2.様々なソフトとのデータ変換

▲ZBrushの場合はGoZという有名な変換プラグインが内包されていて、ZBrushからインストールできます。同じシーンを何度もやりとりしたり、サブディバイドの原型をもっていったりできるのでとても便利です。

▲FBXはSubToolごとに分けてインポートしてくれます。また、OBJは一番古い形式ですが安定していて、筆者は好きです。

Substance Painterも基本はFBXですが、マテリアルやUVを的確にしておかないと開けなくなります。3ds MaxにもってくるときはSubstance Painter to VRayが便利です。

▲V-Rayなどのレンダラの場合はシーンコンバータがあるのでこれでほとんど全てのマテリアルやカメラを変換できます。また、V-Ray Sceneなどを使用するとMayaのV-Rayとも互換性が生まれます。

Unreal Engine 4への移動にはなんといってもDatasmithが便利ですね。特にゼネラリスト向けな印象があります。

▲After Effectsと3ds Maxは標準のCompositor Linkが一番便利です、相互にもできます。なお、「3ds Maxで読めない!」とあきらめていたデータでも、ほかのソフトで開いて保存してからだと3ds Maxで読み込めることもあります。



[Information]

  • 株式会社画龍 早野海兵 監修
    3DCGベーシック講座[3ds Max]

    3ds Maxを本当にゼロからスタートする方のために作成したオンライン講座です。本講座は画づくりと技術アップの両面を重視しています。また、3ds Maxの様々な実践的な機能を動画で収録しているため、後々機能のリファレンスとしても使用可能です。ぜひ、この機会に3ds Maxを通してCGの世界に!
    online.dhw.co.jp/course/3dcg

[プロフィール]
KAI
株式会社画龍 アートディレクター
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
Twitter:@Kai_ryu_Kai

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