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Vol. 79 巨大原子炉

Vol. 79 巨大原子炉

MAX First Step

初めて3ds Maxに触れる方のためにポイントになる要素を数回に分けて掲載していく「MAX First Step」のコーナー。今回は"つくること"自体とプリミティブについて触れます。おそらく、3DCGを初めて触る人のほとんどがこのプリミティブから始めるでしょう。そして、どんなにベテランになってもお世話になるのがこのプリミティブです。しっかりマスターしましょう。

Step1:コマンドパネル

▲3ds Maxの様々な機能が集約されているパネル。実は3ds Maxのひと通りの操作はこのコマンドパネルの中で事足りてしまいます。モデリングもアニメーションも表示操作もシミュレーションも......。そう考えると、まずはココだけ覚えればいいわけですね。

Step2:作成パネル

▲コマンドパネルはものをつくっていく順番にタブが並んでいます。作成→修正→階層→モーション......、といった具合です。今回は最初の"作るパネル"こと[作成パネル]ひとつだけ覚えましょう。[コマンドパネル→作成パネル]。タブを押して開いてみるとたくさんのボタンがあって複雑に見えますが、モデリングを始める初期段階では、それほど使うところはありません。タブの中は三層構造になっていて、タブ→ボタン→スクロール選択と降りていきます。この中で[ジオメトリ]の[標準プリミティブ]と[シェイプ]の[スプライン」。この2つだけ覚えましょう。

Step3:ジオメトリ

▲プリミティブといわれる、初期搭載のモデルプリセットです。様々な基本形状があります。

▲サイズのパラメータとセグメントのパラメータ。セグメントとは分割数のことです。

▲操作はどれも共通で、ボタンを押して、ビューの任意の場所でクリック。

▲そして、クリックしたままドラッグ。

▲一度左クリックして、今度は高さの方向へドラッグ。最後にもう一度クリックして完成。

▲ちなみに作成のところの[オートグリッド]をチェックすると、オブジェクトにくっつけて作成することができます。

Step4:スプライン

▲スプラインはPhotoshopIllustratorなどでよく使用されるパスと似たようなものです。使い方もほぼ一緒。

▲ステップ数のパラメータ。ステップとは分割数のことです。

▲こちらも操作はどれも共通で、ボタンを押してビューのどこでもクリック。

▲そして、クリックしたままドラッグ。

▲左クリックをするたびに角が追加されていきます。右クリックで終了。

▲スプライン独自の項目[レンダリング]。ここにチェックを入れると、オブジェクトとして視認できるようになります。スプラインもプリミティブオブジェクトのひとつとして扱えます。

▲オブジェクトは作成するごとにランダムな色になりますが、カラーピッカーで色を変えることができます。

▲画面のオブジェクトの見え方。主にワイヤーフレームとシェーディングがあり、ビューの左上の項目で設定します。臨機応変に見やすいモードを選びましょう。

▲シェーディングの画面表示には様々なモードがあるので、いろいろ遊んでみましょう。あまりたくさんのパターンを使うことはないかもしれませんが、これだけでも楽しいですよ。

[Information]
「画龍・早野海兵監修 3ds Maxクリエイター専攻」

  • 2017年4月より、デジタルハリウッドにて1年間の3ds Max本格講座を開講いたします。長い時間をかけて本格的に新世代の3DCGアーティストを育てることが目的です。3DCGは初めの一歩がとても大切。ぜひこのコースで魅力的な3DCGの世界に飛び込んできてください。詳しくは、下記Webサイトまで。

    開講日:2017年4月開講
    通学曜日:毎週土曜日
    時間:10:30~16:30
    期間:1年間
    サポート:動画教材学習・ストリーミング補講・フリータイム教室利用・画龍インターンシップ
    school.dhw.co.jp/school/tokyo/event/event087.html

また、3ds Maxの短期集中講座も開講いたします。
「3ds Max実践 画龍点睛トータルワーク<<初級編><中級編>
school.dhw.co.jp/p/cgheroes/#max

[プロフィール]
早野海兵(はやのかいへい)
日本大学芸術学部卒業後、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)リンクス、(株)ソニー・コンピューターエンタテインメントを経て、フリーランスで活動。2007年(株)画龍を設立。
www.ga-ryu.co.jp
www.kaihei.net
@kai_hei

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